📅 価格・販売店・商品ラインナップは変わることがあります。最新情報は製造元バンデロールの公式サイトでご確認ください。※記事中の写真はイメージです。
静岡県民に「これ知ってる?」と聞けば、東部出身の人ほど「もちろん」と返ってくる——それがのっぽパンです。長さ約34cmの細長いパンにたっぷりのクリーム、キリンのイラストのパッケージ。実はこのパン、一度この世から消えて、ファンの声で生き返ったという物語を持っています。この記事では、のっぽパンの歴史・種類・買える場所をまとめました。
のっぽパンってどんなパン?
| 製造元 | バンデロール(沼津市) |
|---|---|
| 誕生 | 1978年 |
| サイズ | 長さ約34cmの細長いパン |
| 価格の目安 | 1本170円前後(税込) |
| 目印 | キリンのイラストのパッケージ |

誕生のきっかけは、創業社長の「(静岡の駄菓子)さくら棒みたいな長いパンができたらいいな」という発想だったと伝わっています。発売当初はクリーム味1種類で、最盛期には1日最大5万本を出荷する大ヒット商品になりました。
パッケージのキリンにもモデルがいます。誕生当時、三島市の楽寿園で飼育されていたキリンの「タカコ」だとされています。長いパンに長い首のキリン——静岡東部の子どもたちに刷り込まれた組み合わせです。
一度消えて、ファンが生き返らせたパン
のっぽパンの歴史で外せないのが、2007年の生産終了と2008年の復活劇です。
- 2007年7月:工場の老朽化と事業再編のため生産終了。約30年続いた味がいったん消滅します
- その後:「またのっぽパンが食べたい」という声が会社に殺到。社内で復活プロジェクトが発足
- 2008年4月:1日1,000本限定で再販売されると、30分で完売。JR静岡駅パルシェの専門店「のっぽバンデリ」で本格復活を果たしました
「売れなくなって消えた」のではなく「消えたら惜しまれて戻ってきた」——ご当地パンとしてこれ以上ない実績です。今ではすっかり定番の座に返り咲いています。
種類|定番から季節限定まで
- 定番:ミルク(元祖)、チョコのっぽ、ピーナッツのっぽ など
- 季節限定:時期ごとに限定フレーバーが登場します。地元スーパーの棚で「見たことない色」を見つけたら、それが今期の限定です
同じ静岡のご当地パンでは、富士市・富士製パンの「ようかんぱん」もファンの多い一品。東部ドライブのときに食べ比べると、静岡ご当地パンの層の厚さが分かります。
どこで買える?
- 静岡県東部のスーパー:沼津・三島・富士エリアのスーパーが基本。中部・西部では見かける機会が減ります
- 駅売店・サービスエリア:移動中に出会える定番ポジション
- バンデロール直営・工場直売(沼津市):できたてや限定商品を狙うならここ。毎月第1・第3日曜には「工場直売市」が開かれます
- 公式ネットショップ:バンデロールがオンライン販売も行っており、県外からでも取り寄せ可能です
沼津まで行くなら|直売市と工場見学
のっぽパンを目当てに沼津まで行くなら、毎月第1・第3日曜の「工場直売市」が狙い目です。直営価格で定番から限定まで並び、地元の家族連れで賑わいます。バンデロールの工場は見学の受け入れも行っており、沼津市の観光ポータルサイトで特集が組まれるほど、市を代表する存在になっています。
沼津駅周辺まで来たら、沼津港の海鮮グルメと組み合わせるのが定番コースです。港で生しらす丼→帰りにスーパーでのっぽパン、が静岡東部の正しい半日です。
ご当地パンとしての立ち位置
全国にご当地パンは数あれど、「一度終売→ファンの声で復活→今も現役」という経歴を持つパンはほとんどありません。コッペパン系ご当地パンの中でも、約34cmという長さは唯一無二。県外の友人への手土産にすると、まずパッケージの長さで笑いが取れて、食べて納得してもらえる——お土産としての完成度が高い一品です。
よくある質問
Q. のっぽパンはどこのパン?
静岡県沼津市の製パン会社・バンデロールが1978年から作っているご当地パンです。
Q. なぜキリンなの?
約34cmの「のっぽ」なパンに合わせたキャラクターで、モデルは当時三島市の楽寿園にいたキリンの「タカコ」とされています。
Q. 県外でも買える?
基本は静岡県東部での販売ですが、公式ネットショップで取り寄せられます。確実に店頭で買うなら沼津の直営店・工場直売所へ。
Q. 本当に一度なくなったの?
本当です。2007年に生産終了し、ファンの要望で2008年に復活しました。復活初日は1日1,000本が30分で完売しています。
まとめ|「消えたら困る味」は本物
40年以上愛され、一度消えて、惜しむ声で生き返ったパン。静岡東部に行ったら、スーパーでもSAでもいいので1本手に取ってみてください。キリンのタカコと一緒に、静岡県民の子ども時代がパッケージに詰まっています。


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