富士山のお膝元・富士宮の街が、1年でいちばん熱くなる3日間。富士宮まつりは、富士山本宮浅間大社の秋季例大祭にあわせて毎年11月3日〜5日に行われる祭りで、2026年は11月3日(火・祝)〜5日(木)にあたります。最大の見どころは、山車と屋台をぎりぎりまで寄せて囃子で競い合う「競り合い」。冠雪した富士山を背景に山車が並ぶ光景は、富士宮ならではの光景です。この記事では、開催概要、3日間の流れ、競り合いの見方、アクセスと注意点をまとめます。
※この記事は2026年9月23日時点で、富士宮市公式サイトの「富士宮まつり」ページ(更新日2026年9月2日)に掲載されていた内容をもとにしています。交通規制の詳細をまとめた「チラシ」と、競り合いの時間をまとめた「かわら版」は、令和8年(2026年)版が今後公開される予定です。おでかけ前に最新の発表をご確認ください。
富士宮まつり2026の基本情報
| 開催日 | 毎年11月3日〜5日。2026年は11月3日(火・祝)〜5日(木) |
|---|---|
| 位置づけ | 富士山本宮浅間大社の秋季例大祭の附祭り(ふぞくまつり) |
| 会場 | 富士山本宮浅間大社周辺と富士宮市の中心市街地 |
| 参加町内 | 20の町内(区)が山車・屋台を出す。松山区の三輪山車以外は四輪 |
| 3日間の流れ | 11月3日:午前9時〜宮まいり(浅間大社境内)、午後6時30分〜宵宮(市役所北側駐車場) 11月4日:午後4時〜本宮(祭典本部付近) 11月5日:山車・屋台の引き廻し、競り合い(浅間大社周辺) |
| 文化財 | 祭りを彩る「富士宮囃子」は1995年(平成7年)3月に静岡県無形民俗文化財に指定 |
| アクセス | JR身延線・富士宮駅から浅間大社まで徒歩約10分。祭り期間中は市街地に車両通行止め区間あり |
| 問い合わせ | 富士宮まつり委員会(事務局:富士宮市観光課)電話0544-22-1155 |
出典:富士宮市公式サイト「富士宮まつり」(更新日2026年9月2日)
富士宮まつりとは|浅間大社の例大祭とともに
富士宮まつりの舞台は、全国に約1,300社あるとされる浅間神社の総本宮・富士山本宮浅間大社。その秋季例大祭にあわせて、氏子の町内が山車や屋台を曳き出し、囃子を競い合うのがこの祭りです。江戸時代から浅間大社の大祭は行われており、明治6年(1873年)の改暦で現在の11月に統一されました。万延元年(1860年)にはすでに山車の引き回しが行われていたと推察されているので、少なくとも160年以上の歴史を持つ祭りということになります。

現在は20の町内が参加し、それぞれの山車・屋台を持っています。松山区の三輪山車を除いてすべて四輪で、新しく作られる山車は大型化する傾向があります。町ごとの彫刻や幕の意匠を見比べるのも楽しみ方のひとつです。
歴史と由来|1200年の浅間大社と、江戸末期から続く「競り合い」
富士宮まつりは、富士山本宮浅間大社の秋の例大祭にあわせて氏子の町内が山車や屋台を曳き回し、1年の収穫と無事を感謝する祭りです。浅間大社は富士山の噴火を鎮めるために「山足の地」に浅間大神を祀ったのが始まりとされ、2006年には鎮座1200年を迎えた、全国の浅間神社の総本宮です。
山車や屋台の曳き回しの記録は、江戸時代末期までさかのぼります。富士宮お囃子連合会は公式に、「万延元年(1860年)にはすでに山車の引き回しが行われていたことが推察される」と記しています。江戸時代の浅間大社の大祭礼は4月と11月の初申の日、そして9月15日に行われていました。
現在のように20の町内が参加する形になったのは明治以降です。明治末期に大宮青年団が組織され、青年団の分団という地域割りがそのまま今の「祭り組」の原型になりました。その後、蚕糸産業の隆盛で町が広がるにつれて参加区も増え、現在の20区体制に落ち着きました。
祭りに欠かせない「富士宮囃子」は、昭和41年(1966年)8月に富士宮市の無形文化財、平成7年(1995年)3月に静岡県の無形民俗文化財に指定されています。威勢のよさの中に浅間大社への敬意が流れる独特の節回しは、他の山車祭りには見られない富士宮まつり固有のものです。
出典:富士宮お囃子連合会/富士山本宮浅間大社/富士宮市
最大の見どころ「競り合い」とは
富士宮まつりを語るうえで外せないのが「競り合い」です。町内の山車や屋台が道で出会うと、互いの山車をぎりぎりまで近づけ、囃子を打ち鳴らして気勢を競います。太鼓と笛が互いに張り合い、曳き手の掛け声が重なる様子は、静かな神事のイメージとは対照的な迫力があります。この囃子は「喧嘩囃子」とも呼ばれ、祭りの熱気が最高潮に達する瞬間です。
競り合いがもっとも集中するのは中日の4日。浅間大社周辺に山車・屋台が集結して一斉に囃子と踊りを披露したあと、目抜き通りの各所で競り合いや踊りが繰り広げられます。こうした囃子の文化を受け継ぐ「富士宮囃子」は、県の無形民俗文化財に指定されています。
3日間の楽しみ方|どの日に行く?
- 11月3日(火・祝)|宮まいりと宵宮午前9時からの「宮まいり」では各町内が浅間大社の境内に参拝し、午後6時30分から市役所北側駐車場で「宵宮」が行われます。初日の夜は提灯に照らされた山車が並びます
- 11月4日(水)|本宮午後4時から祭典本部付近で本宮が行われ、山車・屋台の囃子と競り合いが見られます。本宮を見たい方は、4日に訪れるとよいでしょう
- 11月5日(木)|引き廻しと競り合い浅間大社周辺で山車・屋台の引き廻しと競り合いが続き、祭りを締めくくります。2026年の最終日は平日の木曜日です
2026年は3日が祝日(文化の日)で、4日・5日は平日です。遠方から行くなら、3日の宵宮から4日の本宮にかけて1泊するのが理想的。富士宮やきそばの食べ歩きや浅間大社の参拝もあわせて、富士宮の街歩きもあわせて楽しめます。
アクセスと注意点
- 電車・公共交通が便利。JR身延線・富士宮駅から浅間大社までは徒歩約10分。祭り期間中は市街地に車両通行止め区間が設けられるため、車で会場近くまで入るのは難しくなります
- 車の場合は周辺駐車場へ早めに。規制区間と駐車場の案内は、富士宮市が公開する「富士宮まつりチラシ」、競り合いの時間は「かわら版」で確認できます。2026年(令和8年)版は今後公開される予定です
- 競り合いは少し離れて見る。山車同士が接近する場面は迫力がありますが、曳き手の動きに巻き込まれないよう、係員の誘導に従って距離を取りましょう
- 夜は冷えます。11月の富士宮は夜になると冷え込みます。宵宮や夜の引き回しを見るなら、防寒を忘れずに
よくある質問(FAQ)
Q. 2026年の富士宮まつりはいつですか?
A. 毎年11月3日〜5日に行われる祭りで、2026年は11月3日(火・祝)〜5日(木)です。富士宮市の発表では、3日が午前9時〜宮まいり・午後6時30分〜宵宮、4日が午後4時〜本宮、5日が山車・屋台の引き廻しと競り合いとなっています。
Q. 競り合いはいつ見られますか?
A. 中日の4日(本宮)と、最終日の5日の引き廻しで見られます。競り合いの詳しい時間と場所は、富士宮市が公開する「かわら版」でご確認ください。
Q. 車で行けますか?
A. 市街地に車両通行止め区間が設けられるため、富士宮駅から徒歩で向かうのが便利です。駐車場を使う場合は、公式の案内を確認のうえ早めに到着してください。
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まとめ
富士宮まつり2026は11月3日(火・祝)〜5日(木)。浅間大社の秋季例大祭とともに、20町内の山車・屋台が囃子を競う「競り合い」が街を沸かせます。1日だけなら本宮の4日、2日間楽しむなら3日の宵宮からの1泊がおすすめです。電車で富士宮駅へ向かい、防寒をして、富士山を背にした山車の迫力を体感してください。
最終更新日:2026年9月23日
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