浜松市。新幹線が通過する街、楽器とオートバイの街。しかし全国の食いしん坊にとっては「餃子の街」以外の何物でもない。
2026年2月発表の総務省家計調査で、浜松市は年間支出額4,046円で3年連続の日本一を達成。宮崎・宇都宮を退けての三連覇です。
そんな餃子の聖地で「これを食べずに帰ったら浜松に来た意味がない」5店を、地元民目線でご紹介します。
浜松餃子の「他とは違う」3つの特徴
| 特徴 | 浜松餃子 | 宇都宮餃子 |
|---|---|---|
| 焼き方 | 円形に並べて焼く | 一列に並べて焼く |
| 付け合わせ | 中央に茹でもやし | 特になし |
| 具材 | キャベツ多め・豚肉・にんにく | 白菜やニラが多い |
| 味付け | 具の段階でスパイスしっかり | タレで味を調整 |
浜松餃子の定義は「3年以上浜松市に在住し、市内で製造されていること」。意外と厳密なのです。そして何より特徴的なのは円形に並べた中央の茹でもやし。このもやしが口直しになって、何個でも食べ続けられるという魔法の仕組み。考えた人、天才。
聖地巡礼!食べるべき5店

1. むつぎく(浜松駅南口)
浜松駅から徒歩5分という好立地で、観光客にも地元民にも愛される王道中の王道。薄皮パリパリ、中はジューシー。「迷ったらここ」の安定感は異常。行列は覚悟してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アクセス | JR浜松駅南口 徒歩約3分 |
| おすすめ | 餃子定食(15個) |
| 特徴 | 薄皮パリパリ系。駅近で観光客に人気 |
| 混雑度 | 高(昼は30分待ちも) |
2. 石松(浜松駅ビル「メイワン」内ほか)
昭和28年に屋台として創業した、浜松餃子の元祖的存在。初代が「もやし添え」スタイルを考案したと言われる伝説の店。駅ビル内にも店舗があるので新幹線の待ち時間にサクッと食べられるのが最高。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アクセス | 浜松駅ビル「メイワン」1F ほか複数店舗 |
| おすすめ | 元祖浜松ぎょうざ(20個) |
| 特徴 | もやし添え発祥の店。安定の味 |
| 混雑度 | 中(駅ビル店は回転が速い) |
3. 福みつ(浜松市中央区)
地元民が「本当にウマい店はどこ?」と聞かれたときに名前が挙がる実力派。駅からは少し離れるので観光客が少なく、穴場度は5店中ナンバーワン。大きめの餃子はキャベツの甘みがガツンと来て、ビールとの相性が犯罪的。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アクセス | 浜松駅から車で約10分 |
| おすすめ | 餃子定食(大) |
| 特徴 | 大ぶり餃子。キャベツの甘みが際立つ |
| 混雑度 | 中(地元民が中心) |
4. 喜慕里(きぼり)(浜松市中央区)
「きぼり」と読みます。浜松餃子マニアの間で「最終到達点」とまで呼ばれる名店。野菜たっぷりでありながらしっかりと肉の旨味も感じる、バランスの芸術品のような一皿。タレをつけなくても十分に美味しいのが、この店の凄さを物語っています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アクセス | 浜松駅から車で約15分 |
| おすすめ | 餃子(大皿) |
| 特徴 | 野菜と肉の黄金バランス。タレなしでもイケる |
| 混雑度 | 高(週末は早めに売り切れることも) |
5. ぎょうざのひろかね(浜松市中央区)
工場直売ならではの圧倒的コスパ。豚肉も野菜もすべて国産で、皮からラー油・タレまで完全自家製。テレビでも紹介された「赤餃子」は浜名湖で育った豚をたっぷり使用した攻めの一品。お土産用の冷凍餃子も超人気。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アクセス | 浜松駅から車で約30分 |
| おすすめ | 赤餃子・通常餃子の食べ比べ |
| 特徴 | 工場直売。皮からタレまで完全自家製 |
| 混雑度 | 低〜中(郊外なので比較的ゆったり) |
📅 まずは王道から!駅近の店を地図でチェック
巡礼のベストルート
1日で全店制覇したいなら、こんな順番がおすすめ:
- 11:00 むつぎく(開店直後で行列が短い)
- 12:30 石松 駅ビル店(腹ごなしに駅ビルを散策)
- 15:00 福みつ(おやつ餃子という新ジャンル)
- 17:30 喜慕里(夕食の本番)
- 翌日午前 ひろかね(お土産の冷凍餃子を買いに)
※1日で5店は胃袋への挑戦状です。2日に分けるのが人間としては正しい。
まとめ

浜松餃子は、3年連続日本一の名に恥じない奥深さがあります。「円形焼き+もやし」の裏に、各店のこだわりと歴史が詰まっている。
王道のむつぎく・石松から、通が唸る喜慕里・福みつ、攻めのひろかね赤餃子まで。5店を制覇すれば、あなたも立派な浜松餃子評論家です。
浜松駅に降り立ったら、まず餃子。これはもう静岡県民の義務と言っていい。
浜松餃子の定義|宇都宮・宮崎餃子との違い
| 項目 | 浜松餃子 | 宇都宮餃子 | 宮崎餃子 |
|---|---|---|---|
| 形状 | 円形に並べて焼く | 長方形のトレイ | 長方形・大皿盛り |
| 付け合せ | もやし(中央に添える) | なし | なし |
| 主な具材 | キャベツメイン・豚肉 | 白菜・豚肉 | ニラ・豚肉 |
| 味の特徴 | 甘めでさっぱり | あっさり野菜系 | ニンニク強め |
| 1人前の量 | 10〜15個 | 10個前後 | 10個前後 |
浜松餃子3大名店 比較
| 店名 | 創業 | 特徴 | 定休日 |
|---|---|---|---|
| 石松餃子 | 1953年(昭和28年) | 浜松餃子の元祖、もやし付け合わせ発祥、初代の「つなぎ」が伝統 | 店舗による |
| むつぎく | 老舗 | 国産食材・自家製皮タレラー油、テレビ取り上げの「赤餃子」が看板 | 店舗による |
| 福みつ | 老舗 | カリカリに焼かれた黄金餃子、厚めの皮を香ばしく焼き上げる「揚げ餃子風」 | 店舗による |
浜松が消費量日本一の理由
- 養豚業:浜名湖周辺は古くから養豚が盛んで新鮮な豚肉が安価に入手可能
- キャベツ・玉ねぎ:浜松は野菜の生産地、新鮮なキャベツが豊富
- 戦後の中華料理人:戦後、中国から戻った日本人が中華調理を持ち帰り、浜松で広めた
- 「家庭の味」として定着:浜松では各家庭で餃子を作る文化があり、消費量を押し上げる
- 専門店の多さ:浜松市内に300店以上の餃子提供店が存在
もやしの理由|なぜ円形+もやし?
浜松餃子の「円形に並べてもやしを中央に添える」スタイルは、石松餃子の初代がオリジナルで考案したとされています。もやしを添える理由は諸説あり、「鉄板の空きスペースを活用するため」「口直しのため」「彩りのため」など。現在は浜松餃子の象徴的なビジュアルとして定着しています。
食べ歩きモデルコース
- JR浜松駅からスタート
- 駅周辺の石松餃子 浜松駅前店でランチ(元祖の味)
- 地下街・遠鉄百貨店で浜松ぎょうざ協会公認商品をお土産購入
- 夕方むつぎくまたは福みつで2軒目
- ホテル戻り、買ったお土産餃子を翌日家庭で楽しむ
よくある質問(FAQ)
Q1. 浜松餃子の人気店の待ち時間は?
むつぎく・福みつ・石松餃子は土日祝の昼ピークで60〜120分待ち。平日昼は30〜60分、午後2〜4時の中休み明けが狙い目。
Q2. 子ども連れでも入れますか?
名店の多くは家族連れ歓迎。ベビーチェア・小学生メニューを用意する店もあり、家族でシェアして楽しめます。
Q3. お土産で買える浜松餃子は?
JR浜松駅・遠鉄百貨店・地元スーパーで冷凍餃子(10〜30個入り)が購入可能。むつぎく・石松餃子の冷凍品は通販でも入手できます。
Q4. 浜松餃子のタレは何が合う?
店舗ごとに自家製タレを用意。基本は醤油+酢+ラー油のシンプル系。お酢多めにしてさっぱり食べるのが浜松流。
Q5. 1人前の量はどれくらい?
1人前10〜15個が標準。大食漢は3〜5人前を平らげる名物客もいます。初心者は2人前+ライスがちょうどよい量です。
Q6. 浜松駅から近い名店は?
石松餃子 浜松駅前店(駅から徒歩3分)、福みつ系列の駅近店があります。むつぎくは郊外型でタクシー・レンタカーが必要です。
最終更新日:2026年5月31日|出典:TNC 静岡ご当地グルメ/各店公式
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