静岡の絶景滝めぐり完全ガイド|白糸の滝・浄蓮の滝・河津七滝ほか厳選8滝

富士宮の白糸の滝 イベント・お出かけ

富士山の伏流水が岩肌を流れ落ちる白糸の滝、天城の渓谷に響く浄蓮の滝、伊豆半島の柱状節理を彩る河津七滝——。静岡県は、世界遺産から日本の滝百選まで、名瀑がそろう“滝めぐり天国”です。この記事では、静岡県内の絶景の滝を地元目線で厳選し、見どころ・地質の面白さ・ベストシーズンまでまとめました。夏の涼を求めるドライブにもおすすめです。

富士山の恵み|白糸の滝・音止の滝(富士宮市)

白糸の滝は、富士山の地下水が溶岩層のすき間から湧き出して流れ落ちる、落差約20m・幅約150mの優美な滝。まるで絹糸を垂らしたように無数の水筋が並ぶ光景は、世界文化遺産「富士山」の構成資産であり、日本の滝百選・国の名勝及び天然記念物にも選ばれています。毎秒およそ1.5トンもの水が湧き出し、水温は年間を通じてほぼ一定です。

すぐ隣には、落差約25mの音止の滝。繊細な白糸とは対照的に、水量豊かで轟音を立てて落ちる豪快な直瀑で、白糸の滝とセットで日本の滝百選に選ばれています。駐車場から徒歩数分で両方を見比べられるのが魅力です。東名・富士ICまたは新東名・新富士ICから車で約30分。

新緑の渓谷を流れ落ちる滝

天城・伊豆の名瀑|浄蓮の滝・河津七滝

浄蓮の滝(伊豆市)は、天城山のふもとに落ちる落差約25mの直瀑で、日本の滝百選のひとつ。約1万7千年前の溶岩流を流れ落ちており、岩肌には六角形の柱が並ぶ柱状節理が見られます。周囲は天城名産のわさび田が広がり、石川さゆりの名曲「天城越え」の舞台としても知られます。滝壺へは約200段の階段を下りていきます。

河津七滝(かわづななだる・河津町)は、河津川沿い約1.5kmに連なる7つの滝の総称。伊豆最大級の「大滝(落差30m)」をはじめ、初景滝・釜滝など個性豊かな滝を、全長約850mの遊歩道で約1時間かけて巡れます。伊豆東部火山群の溶岩がつくった地形で、伊豆半島ジオパークのジオサイト。初景滝には「伊豆の踊子」の像も立ち、文学散歩気分も味わえます。

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まだある静岡の絶景滝

鮎壺の滝(沼津市・長泉町)

黄瀬川にかかる落差約10m・幅約90mの滝。約1万年前の三島溶岩流が侵食されてできた地形で、滝の向こうに富士山が望めることから「富士見の滝」とも呼ばれます。静岡県指定の天然記念物です。

安倍の大滝(静岡市葵区)

梅ヶ島温泉近くにある落差約80mの直瀑で、日本の滝百選のひとつ。静岡市中心部から最も近い大滝で、遊歩道の吊り橋を渡りながら向かう道のりも楽しめます。新緑や紅葉の季節は特に見事です。

旭滝(伊豆市・修善寺)

玄武岩の柱状節理が滝の正面に六角形の断面として現れる、地質好きにはたまらない多段の滝。修善寺温泉から車で約5分、駐車場から滝までほぼすぐと、アクセスのよさも魅力です。

萬城の滝(伊豆市)

横向きの柱状節理という珍しい地形を持つ落差約20mの滝。隣接してキャンプ場があり、家族連れの夏のレジャーにも向いています。

滝めぐりの豆知識

  • 「マイナスイオンで健康」は科学的に確立した話ではありません。ただし、水しぶきと滝の音、緑に包まれる体験そのものが心地よいのは確か。難しいことは考えず、その場の涼やかさを楽しみましょう。
  • 日本の滝百選は1990年に一般公募で選ばれたもの。静岡県からは白糸の滝・音止の滝(セット)/浄蓮の滝/安倍の大滝が選ばれています。
  • 柱状節理は、溶岩が冷え固まるときに収縮してできる五〜六角形の柱状の割れ目。伊豆半島の滝の多くで見られ、伊豆半島ジオパークの代表的な見どころです。

ベストシーズン・まとめ

渓谷の滝は新緑(4〜6月)と紅葉(11月〜12月上旬)が二大シーズン。水量を楽しむなら梅雨から夏もおすすめです。静岡の滝は富士山系・伊豆ジオパーク系で表情がまったく異なるので、エリアを変えて巡ると飽きません。秋は紅葉名所寸又峡の夢の吊り橋とあわせて、渓谷の絶景を満喫してください。なお駐車場や料金などは変わることがあるため、お出かけ前に各公式サイトでの確認をおすすめします。

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画像出典:白糸の滝 = Alpsdake(CC BY-SA 4.0)
浄蓮の滝 = Zairon(CC BY-SA 4.0)(Wikimedia Commons)

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