伊豆半島の最南端に切り立つ断崖、海に囲まれているのに淡水の不思議な池、富士山に向かって鳴らす愛の鐘——。駿河湾と相模湾に囲まれた静岡は、絶景の岬の宝庫です。この記事では、静岡県の絶景岬めぐりスポットを、見どころやアクセスとあわせて地元目線でまとめました。(駐車場料金・営業時間は変わることがあるので、お出かけ前に各公式でご確認ください。)
石廊崎(南伊豆町)|伊豆半島最南端の断崖絶壁
伊豆半島の最南端に位置する、高さ約100mの断崖絶壁。岬の拠点施設「石廊崎オーシャンパーク」から遊歩道を歩くと、断崖の窪みに建つ石室神社(いろうじんじゃ)、その先に石廊埼灯台が現れます。入場は無料で、駐車場が有料(乗用車500円)。太平洋に突き出した先端からの大海原は、まさに絶景です。
大瀬崎(沼津市)|駿河湾に突き出す神秘の岬
駿河湾に約800m突き出した岬で、ダイビングの聖地としても知られます。先端には、海に囲まれているのに淡水という不思議な池「神池(かみいけ)」があり、伊豆七不思議のひとつ。岬を覆うビャクシン樹林は国の天然記念物で、樹齢千年級の古木が立ち並びます。富士山ビューの撮影スポットとしても人気です。
恋人岬(伊豆市土肥)|富士山に向かって鳴らす愛の鐘
西伊豆・土肥にある、カップルに人気の岬。約700mの富士見遊歩道を歩いた先の展望台に「ラブコールベル」があり、想う人の名を呼びながら3回鳴らすと願いが叶うとされます。売店では「恋人宣言証明書」(1部500円)も。駿河湾越しに富士山を望む夕景も見事です。(高知県にも同名の岬があるので、訪れる際は「伊豆市土肥」とご確認を。)

爪木崎・御前崎|灯台と花の岬
下田市の爪木崎(つめきざき)は、冬になると約300万本の野水仙が群生する花の名所。海をのぞむ柱状節理「俵磯」や、高さ約17mの白い爪木埼灯台も見どころです(水仙まつりは例年12月下旬〜1月末)。一方、御前崎(おまえざき)は静岡県の最南端の岬(伊豆半島最南端の石廊崎とは別)。のぼれる灯台「御前埼灯台」からの太平洋のパノラマが楽しめます(灯台の詳細は灯台特集の記事もご覧ください)。
西伊豆の絶景岬|堂ヶ島トンボロ・雲見・御浜岬
西伊豆町の堂ヶ島・三四郎島では、干潮時に海の中から砂礫の道が現れ、手前の島まで歩いて渡れる「トンボロ現象」が見られます(渡れるのは干潮時のみ・潮位表の確認が必須)。松崎町の雲見・烏帽子山(えぼしやま)は、急な石段を登った先から駿河湾越しの富士山を望む絶景スポット。沼津市戸田の御浜岬(みはまみさき)は、湾を抱くように伸びる砂嘴(さし)の地形で、富士山ビューと松林の散策が楽しめます。
よくある質問(FAQ)
Q. 伊豆半島の最南端の岬はどこですか?
A. 南伊豆町の石廊崎です。高さ約100mの断崖絶壁で、断崖に建つ石室神社や灯台が見どころです。なお静岡県全体の最南端は御前崎で、両者は別の岬です。
Q. 海なのに淡水の池がある岬はどこですか?
A. 沼津市の大瀬崎です。岬の先端に「神池」という淡水の池があり、伊豆七不思議のひとつとされています。国の天然記念物のビャクシン樹林も見どころです。
Q. トンボロ現象はいつ見られますか?
A. 西伊豆町の堂ヶ島・三四郎島で、干潮時にのみ砂礫の道が現れて手前の島まで歩いて渡れます。渡れるかは潮位次第なので、観光協会が公開する潮位表を必ず確認してお出かけください。
Q. 水仙が見られる岬はどこですか?
A. 下田市の爪木崎で、例年12月下旬〜1月末に約300万本の野水仙が群生します。白い灯台や柱状節理「俵磯」とあわせて楽しめます。
まとめ
伊豆最南端の石廊崎、神池の大瀬崎、愛の鐘の恋人岬、水仙の爪木崎、トンボロの堂ヶ島——静岡の岬は、断崖・砂嘴・花・不思議な地形と、表情ゆたかな絶景にあふれています。駿河湾と相模湾、そして富士山を望む岬めぐりへ。駐車場や見頃の情報は変わるので、最新情報を確認してお出かけください。
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画像出典:石廊崎 = Shift(CC BY-SA 3.0)
大瀬崎 = Alpsdake(CC BY-SA 4.0)(Wikimedia Commons)


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