静岡の避暑地6選|真夏でも涼しい高原・渓谷・水辺の別世界

富士山を望む静岡の高原・渓流の避暑地(朝霧高原イメージ) イベント・お出かけ
真夏でも涼しい静岡の避暑地(イメージ)

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静岡の避暑地|標高と水辺が生む「涼しい別世界」

夏の静岡は、平野部を中心に厳しい暑さが続きます。静岡市や浜松市の市街地では、真夏日や猛暑日が珍しくありません。ところが県内には、車で少し足を延ばすだけで、市街地よりもぐっと涼しく過ごせる高原・渓谷・湖の避暑地が数多くあります。

涼しさの理由はシンプルです。標高が100メートル上がるごとに、気温はおおむね0.6℃ほど下がると言われています。標高の高い高原や、日陰の多い渓谷、水温の低い川や湖のそばでは、体感温度が市街地よりも下がりやすいのです。この記事では、静岡県内で夏の涼を求めやすい代表的なエリアを、涼しさの特徴・見どころ・アクセスの目安とあわせて紹介します。ドライブやハイキングの行き先選びの参考にしてください。

清流の涼スポット

基本情報

避暑地めぐりに出かける前に、押さえておきたい基本的なポイントをまとめました。数値はあくまで一般的な目安で、当日の天候や時間帯によって体感は変わります。

ベストシーズン盛夏(7月〜8月)の暑さが厳しい時期ほど、涼しさの差を感じやすい
涼しさの理由標高が高い高原、日射しをさえぎる渓谷、水温の低い川・湖・湧水などの水辺
おすすめの時間帯気温が上がりきる前の午前中。夕方は山あいで冷えることもある
持ち物羽織りもの(薄手の長袖やパーカー)、歩きやすい靴、飲み物、虫よけ、帽子
移動手段山あいの避暑地は公共交通が限られる場所が多く、車での移動が便利
注意点山の天気は変わりやすい。雨具の用意と、無理のない行程を心がける

標高で涼む|高原の避暑地

朝霧高原・田貫湖(富士宮市)

富士山の西麓に広がる朝霧高原は、標高がおよそ700〜1,000メートルほどあり、県内でも代表的な高原の避暑エリアです。標高が高いぶん、平野部よりも空気がひんやりと感じられ、夏でも過ごしやすいのが魅力です。牧場やキャンプ場が点在し、雄大な富士山を眺めながらのんびり一日を過ごせます。

近くにある田貫湖は、湖畔を吹き抜ける風が心地よいスポットです。湖面に映る「逆さ富士」が見られることでも知られ、散策やサイクリングにも向いています。見どころとしては、牧場でのソフトクリームや動物とのふれあい、湖畔の遊歩道からの富士山の眺めが挙げられます。

アクセスの目安は、新東名高速道路のインターチェンジから車で30〜40分ほど。国道139号沿いに施設が並んでいるため、ドライブしながら立ち寄りやすいエリアです。

天城高原・伊豆の高原(伊豆市周辺)

伊豆半島の中央を貫く天城山系のふもとに広がる天城高原は、標高が高く、夏でも比較的涼しく過ごせる高原です。豊かなブナ林に囲まれ、ハイキングコースが整備されているため、木陰を歩きながら自然の涼しさを体感できます。

見どころは、天城山への登山口を起点とするハイキングや、周辺に点在する自然散策路です。文学作品の舞台としても知られる旧天城トンネル周辺は、木々に包まれた静かな雰囲気で、夏の散策先として人気があります。歩く際は起伏があるため、歩きやすい靴と水分の用意をおすすめします。

アクセスは車が中心で、伊豆縦貫自動車道の周辺インターチェンジから山道を上っていく形になります。カーブの多い道が続くため、時間には余裕を持って向かうと安心です。

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渓谷で涼む|谷あいのひんやりスポット

寸又峡(川根本町)

大井川の上流部にある寸又峡は、深い渓谷とエメラルドグリーンの湖面が織りなす景観で知られる、静岡を代表する渓谷の名所です。切り立った谷あいは日射しがさえぎられ、川面を渡る風とあいまって、夏でもひんやりとした空気に包まれます。

最大の見どころは、湖の上に架かる「夢のつり橋」です。青く澄んだ湖面を見下ろしながら渡るつり橋は、写真映えするスポットとして人気を集めています。散策路を歩けば、渓谷ならではの涼やかな景色を存分に楽しめます。温泉街もあるため、歩いたあとに湯にゆっくり浸かるプランも組みやすいエリアです。

アクセスは車が基本で、山道を進んだ先にあります。駐車場から遊歩道を歩くため、歩きやすい服装で訪れると快適です。

梅ヶ島温泉・安倍奥の渓谷(静岡市葵区)

静岡市街から安倍川をさかのぼった最奥に位置するのが、梅ヶ島温泉を中心とする安倍奥の渓谷エリアです。標高が高く、周囲を山と清流に囲まれているため、市街地とは体感温度がはっきり異なり、夏でも涼しさを感じやすい場所です。

見どころは、渓谷沿いの滝や遊歩道、そして古くから知られる温泉です。清らかな水の流れと緑に包まれた景色は、都会の喧騒を忘れさせてくれます。避暑を兼ねて温泉にゆっくり浸かる過ごし方が向いています。

アクセスは静岡市中心部から車で向かうのが一般的で、川沿いの道を上流へと進みます。道幅が狭い区間もあるため、運転は慎重に行うと安心です。

水辺で涼む|湖・湧水のスポット

自然の中の絶景

井川湖・南アルプスのふもと(静岡市葵区)

静岡市の最奥、南アルプスのふもとに広がるのが井川湖です。市街地から車でかなりの時間をかけて向かう秘境感のあるダム湖で、標高が高く、湖面を渡る風がひんやりと心地よいエリアです。周囲を深い山々に囲まれた景色は、まさに別世界の雰囲気があります。

見どころは、静かな湖の景観や周辺の自然散策です。南アルプスの玄関口にあたるため、雄大な山並みを感じながら過ごせます。人里から離れた静けさそのものが、この場所ならではの魅力です。

アクセスは車が中心で、市街地から山道を長く走ります。道のりが長いぶん、給油や休憩の計画を立てて、余裕のある日程で向かうことをおすすめします。

浜名湖・湖畔の水辺(浜松市)

県西部に広がる浜名湖は、湖畔の水辺で涼を感じられる開放的なエリアです。高原や渓谷のような標高による涼しさではありませんが、水辺を渡る風と広々とした眺めが心地よく、夏のドライブやサイクリングの行き先として親しまれています。

見どころは、湖畔に整備された遊歩道やサイクリングコース、湖を見渡せる公園などです。水面を眺めながらのんびり過ごしたり、湖畔の景色を楽しみながら体を動かしたりと、過ごし方の幅が広いのが特徴です。

アクセスは良好で、高速道路のインターチェンジからも近く、県内各地から車で向かいやすい立地です。公共交通の便もあるため、車がない場合でも訪れやすいエリアです。

避暑ドライブ・ハイキングの注意点

涼しい別世界を楽しむには、事前の準備が欠かせません。山あいや渓谷を訪れる際に気をつけたいポイントをまとめました。

  • 山道の運転に注意:避暑地の多くは、カーブや細い道が続く山道の先にあります。スピードを控え、対向車とのすれ違いに気をつけて、時間に余裕を持って運転しましょう。
  • 天候の急変に備える:山の天気は変わりやすく、晴れていても急に雨が降ることがあります。雨具を用意し、無理のない行程を心がけてください。
  • 気温差に対応できる服装を:市街地は暑くても、標高の高い場所や渓谷、洞窟のそばでは想像以上に涼しく感じることがあります。薄手の羽織りものを一枚持っておくと安心です。
  • 水分・休憩をこまめに:涼しく感じても、歩けば汗をかき、体力を消耗します。飲み物を携行し、こまめに水分と休憩をとりましょう。
  • 虫よけ・足元の備え:自然の中では虫が多い場所もあります。虫よけや長袖、歩きやすい靴を用意しておくと快適です。

まとめ

静岡の平野部は夏の暑さが厳しい一方で、車で少し走れば、市街地よりもぐっと涼しく過ごせる高原・渓谷・湖の避暑地が広がっています。標高の高い朝霧高原や天城高原、日陰の多い寸又峡や安倍奥の渓谷、水辺の涼を楽しめる井川湖や浜名湖。それぞれに異なる涼しさと景色があります。

今年の夏は、エアコンだけに頼らず、涼しい場所を探しに出かけてみてはいかがでしょうか。準備を整えて、静岡ならではの「涼しい別世界」を楽しんでください。

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