防災の日2026|静岡県地震防災センター体験と家庭の備え完全ガイド
その他
2026.08.22
9月1日は「防災の日」。1923年の関東大震災にちなんで定められた、家の備えを見直す絶好のタイミングです。この記事では、無料で地震の揺れや津波のしくみを体験できる「静岡県地震防災センター」(静岡市葵区)の楽しみ方と、家庭ですぐ使える備蓄チェックリスト、そして意外と決めていない家庭が多い「家族の避難ルール」の作り方までまとめました。読み終わる頃には、わが家の防災の「次にやること」がはっきりします。
静岡県地震防災センターの基本情報
まずは今回の主役、静岡県地震防災センターの基本情報から。静岡駅からバスでアクセスでき、入場無料。子連れの防災デビューにもぴったりの施設です。
| 施設名 | 静岡県地震防災センター |
| 所在地 | 静岡県静岡市葵区駒形通5丁目9-1 |
| 開館時間 | 9:00〜16:00 |
| 休館日 | 月曜日・年末年始 |
| 入場料 | 無料 |
| 予約 | 公式サイトのWeb見学予約システムから申込可 |
| アクセス | JR静岡駅からバス「駒形通五丁目」下車すぐ(安倍線・中部国道線など) |
開館時間や休館日、団体予約の空き状況は変わることがあります。おでかけ前に静岡県公式サイトで最新情報をご確認ください。
防災の日とは?9月1日になった由来
「防災の日」は1960年(昭和35年)の閣議了解で創設され、1982年の閣議了解で現在の「防災の日・防災週間」の枠組みになりました。日付の由来は、1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災。マグニチュード7.9の大地震が関東地方を襲い、死者・行方不明者は約10万5,000人にのぼる、日本の災害史に残る大災害となりました。
もうひとつの理由が、暦のうえで台風が来やすいとされる「二百十日(にひゃくとおか)」がちょうどこの時期にあたること。地震だけでなく、台風や豪雨など幅広い災害への認識を深めて備えを充実させる日、という趣旨が込められています。防災の日を含む8月30日〜9月5日は「防災週間」とされ、全国で防災訓練やイベントが行われます。
つまり防災の日は「怖がる日」ではなく、年に一度の「備えの点検日」。静岡県民にとっては、家族で防災を話題にするきっかけとして使わない手はありません。
静岡県地震防災センターってどんな施設?
静岡県地震防災センターは、県民の防災意識を高めるために静岡県が設置した防災啓発施設です。1989年の開館から30年以上、県の防災学習の拠点として親しまれ、2020年6月には展示を全面リニューアル。近年の災害の教訓を踏まえて、地震・津波だけでなく風水害や火山災害まで学べる内容に生まれ変わりました。
編集部が推したいポイントは3つあります。1つめは「無料でここまで体験できるのか」という展示の充実度。2つめは、小さな子どもでもゲーム感覚で学べる体験型の展示が多いこと。3つめは、見学の最後に「じゃあ、わが家はどうする?」と自然に考えたくなる構成になっていることです。
南海トラフ地震については、国や静岡県が被害想定を公表し、日頃からの備えを呼びかけています。センターの展示はまさにその「備え方」を具体的に教えてくれる場所。数字に不安になるより、まず一度足を運んで「何をすればいいか」を知るのが編集部おすすめの向き合い方です。
体験ガイド|地震の揺れから津波のしくみまで
ここからは館内の主な体験・展示を紹介します。所要時間はじっくり回って1〜2時間ほどが目安です。
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地震体験装置|過去の大地震の揺れを疑似体験
過去に起きた大規模地震の揺れを疑似的に体感できる装置です。頭では「震度6」と分かっていても、実際に体で感じると「立っていられない」「机の下に入るのも大変」ということが実感として分かります。この「体で知っている」経験こそ、いざという時に体を動かすための最高の備えです。
地震のしくみ装置|津波や液状化を目で見て学ぶ
津波が起きる原理や、地面が泥水のようになる「液状化」のしくみを、模型や装置で目の前で見られるコーナー。理科の教科書で読むより何倍も分かりやすく、子どもたちの食いつきが良いのはだんぜんこちらです。夏休みや防災週間の自由研究テーマにもうってつけ。
静岡県災害シミュレーションと防災・減災ウォール
静岡県で起こりうる災害をシミュレーション映像で学べる展示や、災害のイラストがびっしり描かれた「防災・減災ウォール」も見ごたえあり。リニューアルで新設された風水害・火山災害のコーナーでは、地震以外の災害への備えも学べます。富士山を抱える静岡県だからこそ、火山のコーナーは一度見ておきたいところです。
見学のコツ
個人でもふらっと見学できますが、体験をしっかり楽しみたい場合は公式サイトのWeb見学予約システムからの予約が安心です。防災の日前後の週末は学校や町内会の団体見学と重なることもあるため、午前中の早い時間帯が編集部のおすすめ。見学後に「わが家の備え」を話し合う時間まで含めて予定を組むと、効果が倍増します。
家庭の備蓄チェックリスト|今日から揃えられる
センターで学んだら、次は家の備え。国は最低3日分、できれば1週間分の備蓄を推奨しています。とはいえ一度に全部揃える必要はありません。編集部が「これだけは」という順番でリスト化しました。重い水や電源は、玄関まで届けてもらえるネット通販の活用が便利です。
最優先:水と食料
- 飲料水:1人1日3リットル×最低3日分が目安。長期保存できる保存水(楽天で探す)なら5年前後保存できる商品が多くあります(保存期間は商品ごとに要確認)
- 非常食:アルファ米・缶詰・レトルトなど、火を使わず食べられる非常食セット(楽天で探す)が手軽。普段の食品を多めに買って食べながら回す「ローリングストック」も有効です
次に揃える:持ち出し袋と電源
- 非常用持ち出し袋:中身を一から集めるより、必需品が一式入った防災セット(楽天で探す)を人数分用意して、常備薬やメガネなど家族固有のものを足すのが早道です
- 電源の確保:停電時のスマホ充電・情報収集の生命線。ポータブル電源(楽天で探す)があれば、容量によっては扇風機や電気毛布も動かせて、夏冬の避難生活の心強い味方になります
忘れがちだけど重要
- 簡易トイレ:断水時にとくに困りやすいのがトイレ。災害用簡易トイレ(楽天で探す)は1人1日5回を目安に、最低3日分・できれば多めに用意しておくと安心です
- カセットコンロとボンベ:温かい食事は想像以上に心の支えになります
- 現金(小銭多め):停電時はキャッシュレス決済が使えないことがあります
- 家族の情報メモ:緊急連絡先・服薬情報(お薬手帳のコピーなど)を持ち出し袋へ
ポイントは「完璧を目指さず、今日1つ買い足す」こと。防災の日をきっかけに毎年9月1日を「点検と買い足しの日」に決めてしまえば、無理なく備えが育っていきます。
🎒 防災セットは「9月1日」が点検・買い足しのベストタイミング
防災用品は毎年、防災の日前後に品揃えが充実し、セールやポイントアップの対象になることも多い時期です。保存水の期限チェックと一緒に、足りないものをまとめて揃えておきましょう。
家族の避難ルール作り|モノの備えの次は「約束」の備え
備蓄が揃ったら、最後の仕上げは家族の「約束ごと」です。災害は家族全員が家に揃っている時に起きるとは限りません。平日の昼間、親は職場・子どもは学校というバラバラの状態で起きることも十分ありえます。防災の日の夜、夕食のついでに次の4つを決めておきましょう。
1. 集合場所を2段階で決める
「自宅が無事ならまず自宅」「危なければ◯◯公園・◯◯小学校」のように、災害の種類に応じた第1・第2集合場所を決めます。お住まいの地域の指定緊急避難場所・指定避難所は、市町の防災マップやホームページで確認できます(緊急避難場所は「逃げ込む場所」、避難所は「滞在する場所」で役割が異なります)。実際に家族で歩いてみると、ブロック塀や狭い道など「通らないほうがいいルート」も見えてきます。
2. 連絡手段を複数決める
災害時は電話がつながりにくくなります。災害用伝言ダイヤル「171」、LINEなどのSNS、遠方の親戚を中継役にする「三角連絡法」など、手段を2つ以上決めておくと安心。171は毎月1日・15日のほか防災週間(8/30〜9/5)にも体験利用ができるので、防災の日に家族で一度試しておくのがおすすめです。
3. 家の中の「安全な場所」と「危ない場所」を共有する
揺れたらどこに身を寄せるか、家族全員が即答できますか? 大きな家具の近くや窓ぎわを避け、丈夫な机の下など、落下物や倒れてくる家具から身を守れる「安全スペース」を部屋ごとに決めておきます。あわせて家具の固定も点検を。地震防災センターの展示を見た後なら、子どもも真剣に聞いてくれます。
4. 年に一度、防災の日に見直す
子どもの進学や引っ越しで、最適な避難ルールは変わります。「9月1日に見直す」と決めてカレンダーに入れておけば、ルールが古びません。保存水や非常食の期限チェックも同じ日にまとめてしまいましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 静岡県地震防災センターの入場料はいくらですか?
A. 入場無料です。開館時間は9:00〜16:00、休館日は月曜日と年末年始。最新の開館情報は静岡県公式サイトでご確認ください。
Q. 予約は必要ですか?
A. 個人の見学は予約なしでも入館できますが、公式のWeb見学予約システムから申し込んでおくと体験がスムーズです。団体見学は予約が必要なので、公式サイトから早めに申し込みましょう。
Q. 子どもは何歳くらいから楽しめますか?
A. 模型や映像など目で見て分かる展示が多く、未就学児でも雰囲気を楽しめます。しくみを理解して学びにつなげるなら小学生以上がおすすめ。自由研究のテーマ探しにも向いています。
Q. 防災の日はなぜ9月1日なのですか?
A. 1923年9月1日に発生した関東大震災にちなんでいます。台風シーズンの目安とされる「二百十日」がこの時期にあたることも理由のひとつで、1960年に国が制定しました。
Q. 備蓄は何日分あればいいですか?
A. 国は最低3日分、できれば1週間分を推奨しています。飲料水は1人1日3リットルが目安。一度に揃えず、普段の買い物で少し多めに買って食べながら回す「ローリングストック」から始めるのが続けやすい方法です。
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まとめ
防災の日(9月1日)は、1923年の関東大震災を由来とする「備えの点検日」。静岡県地震防災センター(静岡市葵区・入場無料)では、地震の揺れや津波・液状化のしくみを体験しながら、家族で楽しく防災を学べます。
備えの基本は「水と食料は最低3日分・できれば1週間分」「持ち出し袋と電源」「簡易トイレ」。そして忘れてはいけないのが、集合場所と連絡手段という家族の「約束の備え」です。
全部を一度にやる必要はありません。今年の防災の日は、センター見学・買い足し1つ・家族会議10分。この3つだけで、わが家の防災は確実に前へ進みます。
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