静岡のインフルエンザ予防接種2026-2027|島田・焼津・藤枝は開始日を9月16日に前倒し。高齢者の自己負担は1,500〜1,800円

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静岡県は2026年9月4日に、県内がインフルエンザの流行期に入ったと発表しました。例年より2か月ほど早い流行入りです。

これを受けて、島田市・焼津市・藤枝市は、10月1日に始める予定だった高齢者インフルエンザ定期接種の開始日を9月16日に前倒ししました。一方、静岡市・浜松市など、今回確認したほかの7市では予定どおり10月1日から始まります。

自己負担額も市によって異なり、この10市では1,500円から1,800円まで、最大300円の差があります。この記事では、各市の公式ページに掲載されている接種期間・自己負担額を一覧にまとめました。

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静岡県の流行入りは2026年9月4日。2002年以降で3番目の早さ

富士市の公式ページには、流行入りの判断に用いられた患者数が掲載されています。

2026年第35週(8月24日~30日)の感染症発生動向調査で、静岡県内のインフルエンザの定点当たり患者数が1.35人に増加し、流行開始の目安である1を上回り、流行期となりました。

島田市の公式ページには「静岡県内においても、2009年及び2023年に次ぐ早さで流行期に入っております」と書かれています。記録が残る2002年以降では3番目に早い流行入りです。

富士市の公式ページは、例年の流行時期についても「例年11月中旬から12月頃に流行入りし、流行入りから4~7週程度で注意報レベルとなることが多くなっています」としています。

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島田・焼津・藤枝は開始日を9月16日に前倒しした

島田市役所の新庁舎
島田市役所。島田市は流行の早まりを理由に、高齢者インフルエンザ定期接種の開始日を10月1日から9月16日へ前倒ししました

島田市の公式ページでは、開始日を前倒しした理由について、次のように説明しています。

令和8年度の高齢者インフルエンザ定期予防接種は10月1日開始としていましたが、例年より早くインフルエンザの流行が始まっており、静岡県内においても、2009年及び2023年に次ぐ早さで流行期に入っております。こうした状況を踏まえ、今年度は実施期間の開始日を9月16日からとします。

同じページには「広報しまだ9月号のしまだ情報のお知らせの開始日から変更しておりますので、ご注意ください」という注意書きもあります。広報紙に掲載された開始日(10月1日)から変更されているため、ご注意ください。

焼津市も「2026年10月1日(木曜日)から開始する予定であったスケジュールを2週間前倒し、対象実施期間を2026年9月16日(水曜日)からとします」としています。藤枝市も「県内の流行状況を踏まえ、開始時期を前倒しして実施しております」と書いたうえで、実施期間を9月16日からとしています。

ただし、3市とも「実際の開始日は医療機関によって異なります」と補足しています。9月16日以降でも、医療機関によっては接種を開始していない場合があります。予約する前に、接種を希望する医療機関へ確認してください。

高齢者の自己負担額は1,500円〜1,800円。接種期間の終了日も市によって異なる

浜松市役所の正面玄関
浜松市役所。浜松市の高齢者インフルエンザ予防接種は自己負担1,600円、助成期間は10月1日から翌年1月31日までです

県内10市の公式ページに掲載されている高齢者インフルエンザ定期接種の実施期間と自己負担額をまとめました。

市 開始日 終了日 自己負担額
沼津市 10月1日 2027年3月31日 1,500円
浜松市 10月1日 2027年1月31日 1,600円
富士宮市 10月1日 2027年1月30日 1,600円
磐田市 10月1日 2027年3月31日 1,600円
掛川市 10月1日 2027年1月31日 1,600円
静岡市 10月1日 2027年1月31日 1,650円
島田市 9月16日 2027年1月31日 1,650円
焼津市 9月16日 2027年2月28日 1,650円
藤枝市 9月16日 2027年2月末 1,650円
富士市 10月1日 2027年2月28日 1,800円
各市の公式ページの記載(2026年9月時点)。対象はいずれも接種日に65歳以上の人と、60歳以上65歳未満で心臓・腎臓・呼吸器またはHIVによる免疫の機能に障害があり身体障害者手帳1級程度の人です

この10市では、自己負担額が最も低い沼津市(1,500円)と最も高い富士市(1,800円)の間に300円の差があります。富士市の公式ページには「令和7年度から自己負担額が変更になっています」という注記もあります。

接種期間の終了日も市によって異なります。この10市では、富士宮市が1月30日と最も早く、沼津市と磐田市は3月31日までです。年明けに接種を予定している人は、お住まいの市の接種期間を事前に確認してください。

この10市では、公費による助成を受けられるのは実施期間内の1回だけです。2回目以降や期間外の接種は全額自己負担になります。

富士宮市では通知が届かない人は申し込みが必要。接種券を送らない市もある

静岡市役所の庁舎
静岡市役所。高齢者インフルエンザの自己負担額・実施期間・手続きの流れは、市や町ごとに決められています

接種券の送付や申し込みの要否など、接種までの手続きも市によって異なります。

沼津市では、対象者に接種券が送付されます。公式ページによると、インフルエンザは青色、新型コロナは黄色の接種券が9月下旬に同じ封筒で送られ、接種のときに医療機関へ提出します。接種券を紛失した場合は、10月1日から窓口・郵送・電子申請で再発行を受け付けます。

浜松市では、9月末ごろに65歳の人へ案内通知が送付されます。公式ページには「案内通知は医療機関への提出不要」「通知が届かなくても、対象者であれば接種が可能です」と書かれています。ただし生活保護受給世帯などに送られる無料接種券は、医療機関への提出が必要です。

富士宮市では、接種を希望する人のうち、申し込みが必要な人がいます。通知が届くのは前年度に接種した人だけです。公式ページでは、通知が届かない人や今年新たに65歳になった人について、次のように案内しています。

通知が届かない方で接種を希望する場合は、令和8年9月8日(火曜日)以降に健康増進課までお申し込みください。(今年新たに65歳に到達した方も、申し込みが必要です。)

富士市と焼津市は接種券を送りません。富士市は「市から接種券は届きません」、焼津市は「個別に接種券は発送しません」と明記しています。磐田市も「個別に案内や予診票の郵送は行いません」としています(生活保護世帯向けの無料券は市が発行します)。予診票は医療機関に用意されています。接種を希望する場合は、必要な持ち物や予約の要否を医療機関へ確認してください。

市外の医療機関で接種を希望する場合は、接種先によって「予防接種依頼書」の発行手続きが必要になることがあります。磐田市は依頼書の申請について「書類の郵送は9月下旬を予定しております」と案内しています。入院・入所中の人は早めに問い合わせてください。

高用量ワクチンは、2026年度の定期接種での使用が見送りに

2026年の夏、75歳以上を対象とする高用量インフルエンザワクチンの定期接種への導入について報道がありましたが、国は今年度の定期接種での使用を見送る方針としました。

沼津市の公式ページに、経緯が書かれています。

一部メディア等で報道されている高用量インフルエンザワクチンについて、国は令和8年度のインフルエンザ定期予防接種への導入を予定していましたが、ワクチンの供給状況を踏まえ、令和8年度の定期予防接種での使用を見送る方針としました。これを受け、本市の令和8年度のインフルエンザ定期予防接種では、従来の標準量インフルエンザワクチンのみを使用し、高用量インフルエンザワクチンは使用いたしません。

浜松市の公式ページも、今シーズン使うワクチンについて「インフルエンザ予防接種では、3種類(A型2種類・B型1種類)のワクチン株で構成された3価ワクチンを使用します」と書いています。焼津市も使用ワクチンを「インフルエンザHAワクチン」としています。

新型コロナの定期接種は自己負担8,000円〜11,780円

65歳以上を対象とした新型コロナワクチンの定期接種も、同じ時期に始まります。今回確認した3市の自己負担額は8,000〜11,780円で、インフルエンザの定期接種よりも市による金額の差が大きくなっています。

市 期間 自己負担額
浜松市 10月1日〜2027年3月31日 8,000円
沼津市 10月1日〜2027年3月31日 10,000円
静岡市 10月1日〜2027年3月31日 11,780円
各市の公式ページの記載(2026年9月時点)。静岡市は、心臓・腎臓・呼吸器またはHIVによる免疫の機能の障害が身体障害者手帳1級相当の人は3,250円です

この3市では、浜松市の8,000円と静岡市の11,780円で3,780円の差があります。インフルエンザと同じく、公費による助成を受けられるのは実施期間内の1回だけです。

インフルエンザとの同時接種について、浜松市は「医師が必要と認めた場合に行うことができます」、焼津市は「同時接種が可能とされていますが、同時接種の実施の可否については、直接医療機関に問い合わせてください」としています。藤枝市は「新型コロナワクチン等と同時接種が可能ですが、接種開始時期が異なるためご注意ください」と案内しています。9月16日に開始したのはインフルエンザの定期接種で、新型コロナワクチンの定期接種とは開始日が異なります。

子どものインフルエンザに助成がある市もある

子どものインフルエンザ予防接種は定期接種ではなく任意接種ですが、費用の一部を助成している市があります。ここでは、富士市と焼津市の助成内容を紹介します。

市 対象 助成額 助成回数 期間
富士市 満1歳〜高校3年生相当 1回1,000円 HAワクチンは1歳以上13歳未満が2回、13歳以上は1回/経鼻は1回 10月1日〜2027年2月28日
焼津市 中学3年生まで 不活化1回1,000円/経鼻生1回2,000円 小学生以下は不活化2回・経鼻1回、中学生は1回 9月16日〜2027年3月31日
両市の公式ページの記載(2026年9月時点)。経鼻の生ワクチンは2歳未満は接種できません

富士市は、流行が早まったことを受けて9月17日から30日までの接種分も助成の対象にしました。ただし、この期間の接種分は、医療機関の窓口で助成額が差し引かれるのではなく、いったん全額を支払った後、市に申請して助成を受ける「償還払い」です。申請には、母子健康手帳の写し・領収書の原本・振込口座がわかるものが必要です。申請期限は2027年2月28日で、申請先はフィランセ西館1階の健康政策課です。

焼津市は、子どもの助成も高齢者と同じく9月16日開始に前倒ししています。

この2市以外にも助成を行っている市町はあります。お住まいの市町の公式ページでご確認ください。

無料になる人

今回確認した10市では、生活保護を受けている人は自己負担が免除されます。ただし、必要な証明書類は市によって異なります。島田市では「生活保護休日夜間等受診証」の窓口での提示、磐田市では市が発行する無料券の提出、焼津市では事前に福祉事務所で交付を受けた生活保護受給証明書の提出が必要です。

この10市のうち、住民税非課税世帯も無料接種の対象になると公式ページに明記されているのは、静岡市と浜松市です。静岡市はこのほか、中国残留邦人等支援給付を受けている人も無料としています。浜松市では、接種時に必要書類を医療機関へ提示するか、接種前に市へ無料接種券を申請する必要があります。接種後の払い戻しはできないため、事前に必要な書類や手続きを確認してください。

よくある質問

Q. すでに接種は始まっていますか?

A. 今回確認した10市のうち、島田市・焼津市・藤枝市では9月16日から始まっています。ほかの7市は10月1日から開始予定です。ただし、実際の開始日は医療機関によって異なります。

Q. いつごろ接種すればいいですか?

A. 沼津市の公式ページは「流行時期は前後することがありますが、例年1月から3月頃がピークとなるので、ワクチン接種は12月中旬までに行うことが適当と言われています」としています。浜松市も「インフルエンザが流行する前の12月中旬までに接種するとより効果的です」と書いています。

Q. ワクチンの効果はどれくらい続きますか?

A. 島田市の公式ページは「効果は接種後約2週間で現れ始め、およそ5か月程度持続します」としています。

Q. 何を持っていけばいいですか?

A. 住所・氏名・年齢が確認できる公的な証明書(マイナンバーカードなど)と自己負担金が必要です。接種券が送付される市では接種券も持参してください。また、60歳から64歳で定期接種の対象になる人は、身体障害者手帳など、障害の程度を確認できる書類が必要です。

Q. 市外の医療機関でも接種できますか?

A. 市によって扱いが違います。富士宮市は「富士宮市・富士市以外の県内医療機関で接種する場合は依頼書が必要です」、磐田市は「磐田市、袋井市、森町、浜松市天竜区・旧浜北区の協力医療機関で接種する場合には申請は必要ありません」としています。住んでいる市の公式ページで確認してください。

まとめ

  • 静岡県は2026年9月4日に流行期入りを発表。記録が残る2002年以降で3番目の早さ
  • 島田市・焼津市・藤枝市は開始日を9月16日に前倒し。今回確認したほかの7市は10月1日から
  • この10市の高齢者の自己負担額は1,500〜1,800円で、最大300円の差がある
  • 接種期間の終了日は、富士宮市が1月30日、沼津市・磐田市が3月31日
  • 富士宮市では、今年新たに65歳になった人など、通知が届かない人が接種を希望する場合は申し込みが必要
  • 富士市・焼津市は接種券を送らない。磐田市も案内や予診票を郵送しない
  • 報道された高用量ワクチンは、国が供給状況を理由に今年度の定期接種での使用を見送った
  • 新型コロナの定期接種は浜松市8,000円、沼津市10,000円、静岡市11,780円
  • 子どもの助成は富士市・焼津市で確認。富士市は9月17日〜30日の接種分も償還払いで助成
  • この10市のうち、住民税非課税世帯も無料接種の対象と明記しているのは静岡市と浜松市。必要な書類や手続きは接種前に確認する

※この記事は、2026年9月時点で静岡市・浜松市・沼津市・富士市・富士宮市・磐田市・掛川市・島田市・焼津市・藤枝市の公式ホームページに掲載されている内容をもとに作成しています。開始日・終了日・自己負担額・手続きは変わることがあり、ここで触れていない市町では内容が異なります。接種の前にお住まいの市町の公式ページでご確認ください。

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写真:Wikimedia Commons(. STIC/CC BY 3.0、Akahito Yamabe/CC BY-SA 4.0、Brücke-Osteuropa/CC0、IXTA9839/CC BY-SA 4.0)

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