パスポートの手数料は、2026年7月1日の申請受理分から変わりました。10年旅券は窓口申請で16,300円から9,300円になり、7,000円下がっています。
一方で、静岡県内のパスポート窓口には「申請はできるが受け取りはできない」窓口があります。県の窓口一覧を数えると、61か所のうち17か所がこれに当たります。
この記事では、外務省と静岡県の公式ページに書かれている手数料・受取までの日数・窓口の区別を整理しました。
10年旅券は窓口9,300円、電子申請8,900円
外務省「旅券手数料改定 関連情報」のページに、改定前後の手数料が一覧で掲載されています。
| 年齢 | 旅券種別 | 改定前(2026年6月30日まで申請分) | 改定後(2026年7月1日以降申請分) |
|---|---|---|---|
| 18歳以上 | 10年 | 電子15,900円/窓口16,300円 | 電子8,900円/窓口9,300円 |
| 5年 | 電子10,900円/窓口11,300円 | 18歳以上の5年旅券は廃止 | |
| 残存有効期間同一旅券 | 電子5,900円/窓口6,300円 | 電子5,400円/窓口5,800円 | |
| 18歳未満(12歳以上) | 5年 | 電子10,900円/窓口11,300円 | 電子4,400円/窓口4,800円 |
| 12歳未満 | 5年 | 電子5,900円/窓口6,300円 |
表のとおり、18歳以上の5年旅券は廃止されました。残存有効期間同一旅券は「18歳未満は申請できません」と注記されています。
表にある旅券では、電子申請のほうが窓口申請より400円安くなっています。
外務省のページには、適用の基準も書かれています。「改定後の手数料額は、日本時間の令和8年7月1日午前0時以降の申請受理分から適用されます」。6月下旬に申請して7月以降に受け取った場合は改定前の金額です。
受取までは11日目以降。土日祝は数えない

静岡県「受取について」のページに、申請から受取までの日数が書かれています。
| 申請受付日 | 受取までの日数 |
|---|---|
| 2026年7月1日から8月31日まで | 13日目以降 |
| 2026年9月1日から | 11日目以降 |
日数の数え方にも決まりがあります。公式ページには「『受取までの日数』の数え方は、申請受付日を含み、土曜日、日曜日、祝日及び年末年始を除きます」と書かれています。
また「日数には、申請内容に不備があり、その補正をするための期間を含みません」ともあります。書類の補正にかかった期間は、受取までの日数に含まれません。
手数料改定の影響について、外務省は「7月1日以降の申請は、電子申請でも窓口申請でも、日本国内では申請が受領された日から旅券が交付されるまで(通常は約2週間ですが)約1か月を要するとお考えください」と案内していました。静岡県の受取までの日数は、7〜8月が13日目以降、9月以降が11日目以降です。
受取可能日は「パスけん」で確認できる
静岡県のページによると、2026年3月17日以降に申請した分は、パスポート受取可能日検索システム(パスけん)で作成状況と受取可能日を確認できます。
公式ページには、次のように書かれています。
「パスけん」を利用すれば、万が一天候や交通状況により交付予定日が変更となる場合も、最新の受取可能日を確認できるので大変便利です。
外務省のページにも、パスけんは申請先の旅券事務所を指定して受理番号を入力すれば確認できると書かれています。
申請だけできて受け取れない窓口が17か所

静岡県「パスポート窓口」のページに、県内のパスポート窓口一覧が掲載されています。一覧には「申請」と「受取」の欄が別々にあり、〇と×で書き分けられています。
掲載されている窓口は61か所、市町の数は35です。このうち受取の欄が×になっている窓口が17か所あります。
| 市町 | 申請のみの窓口 | 数 |
|---|---|---|
| 沼津市 | 原・浮島・愛鷹・片浜・金岡・大岡・静浦・内浦・西浦・大平・戸田の各市民窓口事務所 | 11か所 |
| 裾野市 | 富岡支所・深良支所・須山支所 | 3か所 |
| 小山町 | 足柄支所・北郷支所・須走支所 | 3か所 |
この3市町以外の窓口は、一覧上はすべて申請・受取の両方が〇になっています。
受取について、県のページには次のように書かれています。
パスポートの受取は、必ず本人が申請したパスポート窓口へお越しください。(※一部受取ができない窓口もあります。)
申請のみの支所や市民窓口事務所では、パスポートを受け取ることはできません。どこで受け取ることになるかは、申請する市町の窓口で確認してください。
受付時間についても、県のページは「受付時間は、窓口により異なりますので、直接市町の旅券窓口にお問い合わせください」と案内しています。
6か月受け取らないと、次回の手数料が約2倍になる
受け取らないまま一定期間が経過すると、パスポートは失効します。静岡県のページには、未交付失効となる条件が書かれています。
発行日から6ヶ月を経過しても受領に来られない場合、そのパスポートは失効します(未交付失効)。
未交付失効になると、次にパスポートを申請するときの手数料が上がります。県のページは、申請した時期で2通りに分けています。
- 令和5年(2023年)3月27日から令和8年(2026年)6月30日に申請した旅券が未交付失効…次回の申請手数料が6,000円高くなる
- 令和8年(2026年)7月1日以降に申請した旅券が未交付失効…次回の申請手数料が約2倍の額になる
いずれも失効後5年以内に新たに申請する場合の扱いです。
電子申請に必要なものと、15歳未満の扱い
静岡県「電子申請について」のページによると、電子申請の対象は「マイナンバーカードを所持しており、静岡県内で住民登録を行っている方」です。必要なものとして、次の4つが挙げられています。
- 有効期間内のパスポート
- マイナンバーカード
- マイナアプリ対応のスマートフォン又はパソコン
- マイナアプリ
アプリの名前についての案内もあります。県のページには「8月25日から『マイナポータルアプリ』は『マイナアプリ』として呼称が変わりました」と書かれており、電子申請をする人に、アプリをアップデートしたうえで申請するよう案内しています(何年の8月25日かは明記されていません)。
電子申請の方法は年齢によって異なります。15歳未満は本人による電子申請ができません。法定代理人が代理人サービスを使って手続きする必要があると書かれています。
15歳・16歳・17歳は本人のマイナンバーカードで申請できますが、その場合は法定代理人(親権者)の同意書の提出が必要です。親権者が代理提出する場合は同意書は要りません。
電子申請でも、受取は窓口です。県のページには「パスポートの受取は、必ず本人が申請したパスポート窓口へお越しください」と書かれています。
受取に持っていくもの
静岡県「受取のとき、窓口に持参するもの」のページが挙げているのは、次の4つです。
- 一般旅券受領証(申請時に窓口で渡されたもの。署名欄は空欄のまま持参する)
- 手数料(収入印紙と静岡県収入証紙、または電子申請ならクレジットカード払い)
- 本人確認書類
- 申請のときに、受取時に持参するよう指示があった書類
収入印紙と収入証紙については「一般旅券受領証には貼らずにお持ちください」と書かれています。
本人確認書類は、県の「本人確認書類」のページによると有効な原本が必要で、コピーは使えません。運転免許証やマイナンバーカードなどは1点で足りますが、いずれもない場合は2点必要になります。マイナンバーの「通知カード」は本人確認書類として使えないと明記されています。
公の機関が発行する証明書(印鑑登録証明書、課税証明書など)を使う場合は、発行日が申請日から6か月以内のものが必要です。
静岡県内の窓口で手続きできる人
県のページには、県内の窓口で手続きできる人の条件も書かれています。
静岡県内の窓口でパスポートの手続きを行えるのは、静岡県内に住民登録をしている方です。
ただし例外もあります。県外に住民登録していて静岡県内に住んでいる場合は、県内の窓口で手続きできる場合があると書かれています。逆に、静岡県内に住民登録したまま学生や単身赴任で県外に住んでいる人は、県外で申請できる場合があります。いずれも窓口への問い合わせが必要です。
パスポートの申請・受取に関する県の問い合わせ先は、企画部多文化共生課旅券班(054-221-3755)です。
よくある質問(FAQ)
Q. パスポートの手数料はいくらですか?
A. 2026年7月1日以降の申請受理分は、18歳以上の10年旅券が電子申請8,900円・窓口申請9,300円です。18歳未満(12歳以上)と12歳未満の5年旅券は電子4,400円・窓口4,800円と外務省の一覧表に記載されています。
Q. 5年のパスポートは選べますか?
A. 外務省の一覧表には、18歳以上の5年旅券は廃止と記載されています。18歳未満は5年旅券です。
Q. 申請してから何日で受け取れますか?
A. 静岡県のページによると、2026年9月1日以降の申請受付分は11日目以降です。申請受付日を含めて数え、土曜・日曜・祝日・年末年始は除きます。書類の補正にかかった期間は日数に含まれません。
Q. 申請した窓口で受け取れますか?
A. 県のページには「必ず本人が申請したパスポート窓口へお越しください」と書かれています。ただし、一覧表で受取欄が×になっている窓口が17か所あります。
Q. 受け取りに行けないまま時間が経つとどうなりますか?
A. 発行日から6か月を過ぎると失効します(未交付失効)。2026年7月1日以降に申請した旅券が未交付失効になると、失効後5年以内の申請では手数料が約2倍になると県のページに書かれています。
Q. 中学生でも自分で電子申請できますか?
A. 15歳未満は本人による電子申請ができません。法定代理人が代理人サービスを利用して手続きする必要があります。15歳・16歳・17歳は本人のマイナンバーカードで申請できますが、法定代理人の同意書が必要です。
Q. 手数料はクレジットカードで払えますか?
A. 電子申請をした場合は、収入印紙・収入証紙による納付のほかにクレジットカード払いを選べると県のページに書かれています。
まとめ
- 2026年7月1日申請分から、10年旅券は窓口9,300円・電子8,900円。改定前より7,000円安い
- 18歳以上の5年旅券は廃止。18歳未満(12歳以上)と12歳未満は電子4,400円・窓口4,800円
- 電子申請は窓口申請より400円安い
- 静岡県の受取までの日数は、2026年9月1日申請分から11日目以降(土日祝・年末年始は数えない)
- 2026年3月17日以降の申請分は「パスけん」で受取可能日を確認できる
- 県内61か所の窓口のうち17か所は申請のみで受取ができない(沼津市11、裾野市3、小山町3)
- 受取は必ず本人が窓口へ。申請のみで受取ができない窓口もある
- 6か月受け取らないと失効し、2026年7月1日以降の申請分は次回手数料が約2倍になる
- 15歳未満は本人による電子申請ができない
※この記事は2026年9月時点で、外務省および静岡県の公式ホームページに掲載されていた内容をもとにしています。手数料・受取までの日数・窓口の取り扱いは変わることがあるため、申請の前に外務省と静岡県、お住まいの市町の公式ページでご確認ください。
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写真:Wikimedia Commons(Asturio Cantabrio/CC BY-SA 4.0、Asasa198/CC BY-SA 4.0、アラツク/CC BY-SA 4.0)


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