牧之原市の御船神事(おふねしんじ)は、廻船の模型を担いだ青年たちが、木遣歌(きやりうた)にあわせて船を激しく上下に振りながら町を練り歩く、秋の祭礼です。大江八幡宮の行事は国指定の無形民俗文化財、飯津佐和乃(はづさわの)神社の行事は静岡県指定の無形民俗文化財です。2026年は9月20日(日)に行われました。2027年の日程はまだ発表されていません。
牧之原の御船神事 基本情報
| 2026年の開催日 | 9月20日(日) |
|---|---|
| 行われる神社 | 大江八幡宮(牧之原市大江1606)/飯津佐和乃神社(牧之原市波津1000-1)ほか、市内の4か所 |
| 文化財 | 大江八幡神社の御船行事:国指定無形民俗文化財(1999年12月21日指定) 飯津佐和乃神社の御船行事:静岡県指定無形民俗文化財(2000年11月17日指定) |
| 御船 | 菱垣廻船と樽廻船の模型。実物の10分の1で、全長2m・重さ50kg |
| 問い合わせ | 牧之原市社会教育課 0548-53-2646 |
見どころ|木遣歌にあわせて御船を激しく振る
そろいの浴衣を着た「船若(ふなわか)」が4人1組で御船を担ぎ、船首や船尾を交互に持ち上げながら、氏子の地域を練り歩きます。木遣歌を歌って先導するのは、歌の名手である「師匠」です。

御船を上下に激しく振るのは、廻船が大海原の荒波を乗り越えていく様子を表しているといわれます。
歴史|相良湊の廻船問屋が始めた行事
相良湊は、奈良時代ごろから萩間川の河口に開けた港で、大坂と江戸を結ぶ廻船の拠点としてもにぎわいました。御船神事は、江戸時代の中ごろに相良湊の廻船問屋たちが始めたと考えられています。享保年間に、航海の安全と商売繁盛を祈って始まったとも伝えられています。
飯津佐和乃神社の行事は、もともと大江八幡神社の氏子だった相良町の船頭衆によるものでした。明治29年に氏子の範囲が変わったことをきっかけに、大江八幡神社から分かれて独立しました。
出典:静岡県「しずおか文化財ナビ」/ニッポン旅マガジン
2026年の時間(参考)
| 神社 | 時間 |
|---|---|
| 大江八幡宮 | 8:30 帆上げ/9:00 渡御行列が出発 |
| 飯津佐和乃神社 | 11:00 柱起こし・帆揚げ/12:00 神社を出発/14:30 相良商店街/16:30 入船/17:00 神社へ還御 |
時間は前後する場合があります。
飯津佐和乃神社と相良城
飯津佐和乃神社は、1571年(元亀2年)に現在の場所へ移りました。本殿の右にある稲荷社は、1595年(文禄4年)に徳川家康が相良御殿を守るために伏見から迎えたものです。田沼意次が相良藩主になったときには、相良城の本丸に祀られていました。相良城は、1767年(明和4年)に田沼意次が近世的な城に造り替えています。
アクセス
どちらの神社へも、JR静岡駅・藤枝駅からしずてつバスに乗り、「相良営業所」で降りて徒歩20分です。車の場合、大江八幡宮は東名高速「牧之原IC」から約10km(吉田ICからは約14km)、飯津佐和乃神社は牧之原ICから約11kmです。県の文化財ページでは、どちらも駐車場は「無」とされています。
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まとめ
牧之原の御船神事は、江戸時代に相良湊の廻船問屋たちが始めたと考えられている秋の祭礼です。全長2m・重さ50kgの御船を、船若が木遣歌にあわせて激しく振りながら練り歩きます。2026年は9月20日(日)に行われました。2027年の日程は、発表され次第この記事に追記します。
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※この記事の画像は、牧之原の御船神事の実際の写真をもとに編集部が作成したイメージ画像です。祭り当日の様子を撮った写真ではありません。


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