駿府城公園ガイド|家康の城跡で歴史散歩&ピクニック

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駿府城公園とは|徳川家康ゆかりの城跡が街の真ん中に

静岡市葵区の中心部に広がる駿府城公園は、天下人・徳川家康が晩年を「大御所」として過ごした駿府城の跡地を整備した歴史公園です。三重の堀に囲まれた広大な敷地には、復元された櫓や日本庭園、青々とした芝生広場が広がり、市民の憩いの場として親しまれています。歴史をたどる散策にも、家族でのんびり過ごすピクニックにも向いた、静岡観光の起点にぴったりのスポットです。

県庁や市役所にほど近い立地でありながら、園内に一歩入ると堀の水面と緑が目に飛び込み、街なかとは思えない落ち着いた空気が流れています。この記事では、駿府城公園の見どころや歴史、静岡駅からのアクセス、家族で楽しむコツまでをまとめて紹介します。

駿府城公園の東御門と堀
駿府城公園(イメージ)

基本情報

項目 詳細
名称 駿府城公園(すんぷじょうこうえん)
所在地 静岡県静岡市葵区
アクセス JR静岡駅(北口)から徒歩約15分
入園料 公園そのものは無料(東御門・巽櫓、紅葉山庭園、坤櫓など一部の有料施設あり)
主な見どころ 東御門・巽櫓、坤櫓、紅葉山庭園、天守台発掘調査エリア、堀と芝生広場

公園部分は塀や門で仕切られておらず、日中いつでも自由に散策できます。有料施設については、それぞれの料金や開館時間が変わることがあるため、訪れる前に静岡市や公式の案内で最新の情報を確認しておくと安心です。

駿府城公園の見どころ

東御門・巽櫓(復元された城の顔)

公園の玄関口ともいえるのが、堀に面して建つ巽櫓(たつみやぐら)東御門(ひがしごもん)です。巽櫓は本丸の南東(辰巳の方角)を守る二重三階の隅櫓で、L字型の平面をもつ全国的にも珍しい形が特徴。伝統的な工法にもとづいて復元されており、白い漆喰壁と黒い下見板のコントラストが堀の水面に映える、公園を代表する撮影スポットです。内部は資料館として公開され、駿府城の歴史や城下町のようすを学べます。

坤櫓(ひつじさるやぐら)

二ノ丸の南西角に立つのが坤櫓(ひつじさるやぐら)です。2014年に復元された二重三階の櫓で、城づくりの技術や木組みの構造を間近で観察できるのが魅力。柱や梁がむき出しになった内部は、当時の建築を体感できる貴重な空間です。堀越しに眺める白壁の姿も美しく、東御門・巽櫓とあわせて見て回ると、城の防御の工夫がよく伝わってきます。

紅葉山庭園(四季を味わう日本庭園)

園内西側にある紅葉山庭園(もみじやまていえん)は、駿府城ゆかりの景観を取り入れて造られた池泉回遊式の日本庭園です。池のまわりを歩きながら、春の桜、初夏の新緑や花菖蒲、秋の紅葉と、季節ごとに移り変わる景色を楽しめます。園内には茶室があり、抹茶と和菓子をいただきながら庭を眺めれば、まるで大名になったかのような優雅なひとときを過ごせます。散策で少し歩き疲れたときの休憩スポットとしてもおすすめです。

天守台発掘調査の現場

駿府城公園ならではの見どころが、天守台の発掘調査エリアです。2016年から本格的な発掘調査が行われ、地中に眠っていた天守台の石垣が姿を現しました。駿府城の天守台は日本最大級の規模とされ、掘り出された石垣の大きさには圧倒されます。調査で見つかった遺構や出土品は、静岡の歴史を実物で感じられる貴重な資料です。発掘に関する展示施設は整備や公開状況が変わることがあるため、見学したい場合は事前に最新情報を確認しておくとよいでしょう。

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家康公の歴史エピソード

徳川家康と駿府(現在の静岡市中心部)の縁は深く、家康は生涯で三度にわたって駿府に暮らしたと伝えられています。幼少期には今川家のもとで人質として、壮年期には東海を治める大名として、そして晩年は将軍職を息子に譲ったあとの「大御所」として、駿府を拠点に政治の実権を握りました。大御所時代の駿府は、事実上この国の政治の中心地として栄えたといわれています。天守は江戸時代の火災で焼失し、その後は再建されませんでしたが、家康が最期を迎えるまで過ごしたこの地には、今も天下人の足跡が色濃く残っています。公園を歩きながら家康の生涯を思い描くと、ただの散歩がぐっと味わい深いものになります。

桜・季節の花とピクニック

駿府城公園は、四季を通じて花や緑を楽しめるのも大きな魅力です。春には園内やお堀端の桜が咲きそろい、花見の名所としてにぎわいます。広々とした芝生広場にレジャーシートを広げれば、桜を見上げながらのお弁当も格別。初夏には新緑、秋には木々の色づきと、季節ごとに違った表情を見せてくれます。芝生広場はキャッチボールや軽い運動をする家族連れ、ランニングを楽しむ市民の姿も多く、のびのびと過ごせる開放感が魅力です。堀端を渡る風が心地よく、暑い季節でも木陰でひと息つけます。

周辺のおでかけスポット

駿府城公園を訪れたら、あわせて周辺のスポットにも足をのばしてみましょう。公園から歩いて行ける範囲には、徳川家康を祀る静岡浅間神社(しずおかせんげんじんじゃ)があり、鮮やかな社殿と厳かな雰囲気で人気を集めています。また、公園に隣接する静岡県庁の別館には展望ロビーがあり、市街地や晴れた日には遠くの山並みまで見渡せます。歴史散策とあわせて眺望も楽しめば、静岡市の中心部を一度にたっぷり味わえます。

アクセス&楽しみ方

駿府城公園はJR静岡駅の北口から歩いて約15分の距離にあり、公共交通機関だけで気軽に訪れられます。駅前の大通りをまっすぐ北へ進み、繁華街を抜けると堀と緑が見えてきます。買い物や食事のついでに立ち寄れる立地なので、静岡観光の合間の休憩や散歩にもぴったりです。

家族で訪れるなら、芝生広場でのピクニックがおすすめです。お弁当やレジャーシートを持って行けば、子どもは広場でのびのび遊び、大人は木陰でのんびり過ごすと、それぞれのペースで一日を楽しめます。ピクニックの前後に東御門・巽櫓や坤櫓を見学すれば、遊びと学びのバランスがとれたおでかけになります。

歴史をじっくり味わいたい方には、東御門・巽櫓で駿府城の全体像をつかんでから、坤櫓で城づくりの工夫を確認し、天守台発掘エリアで城の規模を体感、最後に紅葉山庭園で一服する——という順路がおすすめです。ゆっくり回っても半日ほどで見どころを押さえられるので、静岡駅からの半日散策コースとして無理なく楽しめます。

まとめ|駿府城公園は静岡観光の「真ん中」

駿府城公園は、静岡市の地理的にも歴史的にも中心にある特別な場所です。徳川家康の足跡をたどる歴史散歩も、芝生でのんびり過ごすピクニックも、思い思いのスタイルで楽しめます。静岡駅から徒歩でアクセスできる手軽さもあり、家族連れから歴史好きまで幅広く満足できるスポットです。静岡を訪れた際は、ぜひ駿府城公園を旅の起点にしてみてください。

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