静岡の伝統工芸品23品目一覧|国指定3品目・県指定21品目と、常設展示販売店4か所

駿河竹千筋細工の花器 イベント・お出かけ
駿河竹千筋細工の花器。静岡市の「匠宿」にて(Photo: なまけもの人間 / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0)(Photo: なまけもの人間 / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0)

静岡県の公式ページに掲載されている伝統工芸品は、全部で23品目です。

静岡県の公式ページに、経済産業省大臣指定(国)の伝統的工芸品3品目と、静岡県知事指定(県)の郷土工芸品21品目の一覧が掲載されています。竹細工、漆器、下駄、焼き物、織物、瓦まで幅広く、指定された時期も異なります。

この記事では、静岡県公式ページに載っている23品目を、区分・指定年月・産地とあわせて一覧にしました。あわせて、公式ページに常設展示販売店として挙げられている場所も紹介します。

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国指定は3品目。うち1つは県指定にも区分されている

駿河竹千筋細工の鳥籠
駿河竹千筋細工の鳥籠。静岡市の「匠宿」にて(Photo: なまけもの人間 / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0)

経済産業省大臣が指定する「伝統的工芸品」は、静岡県では3つです。

工芸品名 区分 指定年月 問合せ先
駿河竹千筋細工 国/県 S51.12 静岡竹工芸(協)/静岡市葵区五番町3-11
駿河雛具 国 H6.4 静岡雛具人形(協)
駿河雛人形 国 H6.4 駿河雛人形伝統工芸士会
静岡県公式ページの記載。駿河竹千筋細工のみ区分が「国/県」となっている

公式ページには「経済産業省大臣指定(区分:国)伝統的工芸品3工芸品と、静岡県知事指定(区分:県)郷土工芸品21品目の計23品目の一覧です」と書かれています。3と21を足すと24ですが、合計は23です。駿河竹千筋細工が「国/県」の両方に区分されており、一覧では計23品目となっています。

指定年月を見ると、駿河竹千筋細工が昭和51年12月と最も古く、雛具と雛人形は平成6年4月です。

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県指定の郷土工芸品21品目

静岡県知事が指定している郷土工芸品です。指定年月の順に並べました。

工芸品名 指定年月 主な産地・問合せ先の所在地
駿河指物 S55.1 静岡市葵区幸町
熱海楠細工 S55.1 田方郡函南町
藤枝桐箪笥 S55.1 藤枝市
井川メンパ S55.1 静岡市葵区神明町
下田脂松細工 S55.1 下田市大賀茂
駿河漆器 S55.1 静岡市葵区田町/静岡市駿河区大坪町
駿河蒔絵 S55.1 静岡市葵区桜木町
駿河塗下駄 S55.1 静岡市葵区清閑町
駿河和染 S55.1 静岡市葵区川越町
ざざんざ織 S55.1 浜松市中区中島
掛川手織葛布 S55.1 掛川市(掛川市商工会議所内)
賤機焼 S55.1 静岡市葵区柳町
森山焼 S55.1 周智郡森町
志戸呂焼 掲載窯元ごとにS55.1/H9.9/H21.2 島田市
焼津弓道具 H2.6 藤枝市仮宿
静岡挽物 H3.5 静岡市葵区片羽町
遠州鬼瓦 H7.3 袋井市堀越
浜松注染そめ H13.2 浜松市東区将監町
駿河張下駄 H18.2 静岡市葵区土太夫町
みくりや染織 H31.3 御殿場市萩原
駿河竹千筋細工 S51.12 静岡市葵区五番町(国指定と重複)
所在地は静岡県公式ページに掲載されている問合せ先の住所。工房や組合の所在地であり、産地そのものを示すとは限らない

県指定の一覧を数えると、14品目の指定年月が昭和55年1月となっています。その後は平成2年、3年、7年、9年、13年、18年、21年、31年にも指定されています。いちばん新しいのはみくりや染織(御殿場市)で、平成31年3月の指定です。

志戸呂焼は、公式ページに複数の窯元が掲載されていて、掲載窯元ごとにS55.1、H9.9、H21.2の記載があります。工芸品としては1品目ですが、公式ページにはS55.1・H9.9・H21.2の3つの指定年月が掲載されています。同じく森山焼も、森町の複数の陶房が掲載されています。

所在地は静岡市が多い

駿河竹千筋細工のひごづくりの工程
ひごづくりの工程。静岡市の「匠宿」にて(Photo: なまけもの人間 / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0)

一覧の所在地を市町別に整理すると、次のようになります。

  • 静岡市:駿河竹千筋細工、駿河指物、井川メンパ、駿河漆器、駿河蒔絵、駿河塗下駄、駿河和染、賤機焼、静岡挽物、駿河張下駄
  • 浜松市:ざざんざ織、浜松注染そめ
  • その他:熱海楠細工(函南町)、藤枝桐箪笥(藤枝市)、下田脂松細工(下田市)、掛川手織葛布(掛川市)、森山焼(森町)、志戸呂焼(島田市)、焼津弓道具(藤枝市)、遠州鬼瓦(袋井市)、みくりや染織(御殿場市)

「駿河」を冠した工芸品は、駿河竹千筋細工・駿河雛具・駿河雛人形・駿河指物・駿河漆器・駿河蒔絵・駿河塗下駄・駿河和染・駿河張下駄の9品目が「駿河」の名を持っています。

常設展示販売店として掲載されているのは4か所

静岡県公式ページには、常設展示販売店として次の4か所が挙げられています。

  • 駿府楽市
  • 駿府の工房匠宿
  • これっしか処
  • アクティ森

この記事で使っている駿河竹千筋細工の写真は、いずれも静岡市の「匠宿」で撮影されたものです。撮影時には、鳥籠、花器、胴乱、行燈といった作品のほか、竹を細いひごにしていく工程も見られました。

営業時間や展示内容は各施設で異なるため、出かける前に各施設の公式サイトで確認してください。

焼き物は3系統ある

志戸呂焼(18〜19世紀)
志戸呂焼。18〜19世紀の作(Photo: Wikimedia Commons / Public domain)

県指定の21品目のうち、焼き物は3系統です。

焼き物 産地 指定年月
賤機焼(しずはたやき) 静岡市葵区柳町 S55.1
森山焼(もりやまやき) 周智郡森町 S55.1
志戸呂焼(しとろやき) 島田市 掲載窯元ごとにS55.1/H9.9/H21.2
静岡県公式ページに掲載されている窯元の所在地をもとに整理

森山焼は森町の中村陶房・晴山陶房・静邨陶房・田米陶房、志戸呂焼は島田市の鳳悦窯・遊窯・利陶窯・天真窯・質侶窯が、それぞれ公式ページに掲載されています。

よくある質問(FAQ)

Q. 静岡県の伝統工芸品はいくつありますか?

A. 静岡県公式ページには「計23品目」と書かれています。内訳は経済産業省大臣指定(国)の伝統的工芸品3品目と、静岡県知事指定(県)の郷土工芸品21品目です。駿河竹千筋細工が両方に区分されているため、合計は24ではなく23になります。

Q. 国が指定しているのはどれですか?

A. 駿河竹千筋細工、駿河雛具、駿河雛人形の3品目です。

Q. いちばん新しく指定された工芸品は?

A. 一覧のなかで指定年月がもっとも新しいのは、みくりや染織(御殿場市)の平成31年3月です。

Q. まとめて見られる場所はありますか?

A. 静岡県公式ページには、常設展示販売店として駿府楽市、駿府の工房匠宿、これっしか処、アクティ森の4か所が挙げられています。

Q. 焼き物はどれですか?

A. 賤機焼(静岡市)、森山焼(森町)、志戸呂焼(島田市)の3つです。

Q. 問い合わせ先は分かりますか?

A. 静岡県公式ページの一覧に、品目ごとに組合や工房の名称・電話番号・住所が掲載されています。

まとめ

  • 静岡県公式ページの一覧は計23品目。国指定3品目、県指定21品目で、駿河竹千筋細工は「国/県」に区分されている
  • 国指定は駿河竹千筋細工(S51.12)、駿河雛具(H6.4)、駿河雛人形(H6.4)
  • 県指定の一覧を数えると、14品目の指定年月が昭和55年1月となっている
  • いちばん新しいのはみくりや染織(御殿場市・平成31年3月)
  • 「駿河」を冠する品目が9つある
  • 焼き物は賤機焼・森山焼・志戸呂焼の3系統
  • 静岡県公式ページに掲載されている常設展示販売店は、駿府楽市、駿府の工房匠宿、これっしか処、アクティ森の4か所

※この記事は2026年9月時点で、静岡県公式ホームページ「静岡県の伝統工芸品一覧」(更新日2026年5月29日)に掲載されていた内容をもとにしています。指定状況や問合せ先は変わることがあるため、最新の情報は静岡県公式サイトでご確認ください。

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写真:Wikimedia Commons(なまけもの人間/CC BY-SA 4.0、パブリックドメイン)

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