袋井北祭りは2026年10月9日(金)〜11日(日)の3日間、袋井市北地区(旧・久努西村)の20町が参加する祭典です。中心市街地で開催される「袋井まつり」とは運営組織が異なり、3日間にわたって屋台が曳き回され、2日目には全16台が信州街道に集まる「十六車連合」が行われます。祭り最大の見どころです。かつての久努西村における氏神信仰を源流とし、平成19年に初めて16台の屋台が集結、平成27年には祭典委員会が正式に発足しました。現在の合同開催の形は比較的新しいものですが、各町の屋台と氏神信仰の歴史は江戸期までさかのぼります。
袋井北祭り2026 基本情報
| 開催日 | 2026年10月9日(金)〜11日(日) |
|---|---|
| 祭典本部 | 袋井市泉町1丁目1-1 |
| 参加 | 袋井市北地区20町/16車(屋台) |
| 令和8年度 大當番 | 上久能(鳳凰車) |
| 最大の見せ場 | 10月10日(土)13:30〜15:30「一部十六車連合」/17:55〜「二部十二車連合」 |
| 料金 | 観覧無料 |
| 主催 | 袋井北地区祭典委員会 |
| 公式 | 袋井北祭りオフィシャルサイト |
駐車場と車アクセス|東名袋井ICから車で5分
袋井北祭りはJR袋井駅北口から北へ約2.5kmの袋井市北地区で開催されます。中心会場(泉町1-1-1 祭典本部)までは東名高速「袋井IC」から車で約5分です。
袋井市の広報誌には、袋井北祭りの来場者用駐車場の案内は載っていません。駐車場については祭典本部(080-9730-6303)にご確認ください。10日(土)は、12時30分〜16時に東西の道路(CoCo壱番屋交差点〜堀越上交差点)、17時30分〜21時に南北の道路(バイパス南側交差点〜永楽町交差点)が車両通行禁止になります。
路線バス(秋葉バス)は交通規制のため迂回運転になり、仮バス停(一軒家・泉町・永楽町)が設けられます。運行の詳細は秋葉バスサービス(電話85-2141)にお問い合わせください。
3日間の時間割(令和8年度の予定)
10月9日(金)宵祭り
各町が氏神神社(六所神社・天神社・須賀神社・津島神社・日吉神社など)に参拝して祭典が始まります。夜は各町が自町内で屋台を曳き廻します(19:00〜21:00頃)。各町の屋台が自町内を練り歩くのを間近で見られる、落ち着いた一日です。
10月10日(土)祭典本番・十六車連合
この日は、袋井北祭り最大の見せ場となる「一部十六車連合」(13:30〜15:30)が開催され、袋井北地区の16台すべての屋台が信州街道(袋井北小学校前)に集結します。16台の二輪屋台が信州街道に集まる様子を見られます。
※時間について:袋井北祭りの公式サイトでは「13:30〜15:30」、袋井市の広報ふくろい2026年9月号では「十六車連合 屋台曳き廻し……午後1時40分〜」と案内されており、開始時間が10分違っていました。この記事は公式サイトの時間を記載しています。
夕方には17:55〜21:00の「二部十二車連合」が続き、夜の信州街道で12台の屋台が練り合いを行います。合間には各町の自町曳き廻しが挟まれるので、昼と夜の二度、連合の迫力を楽しめます。

10月11日(日)
袋井市の広報誌に掲載されている11日(日)の見どころは、次のとおりです。
| 時刻 | 内容 | 場所 |
|---|---|---|
| 9:20〜 | 久努西会 式典・手木合わせ | JA遠州中央袋井支店〜袋井北小学校正門前 |
| 14:30〜 | 鳳凰車連合 三車手木合わせ | めいわ可睡保育園駐車場 |
| 15:30〜 | 七車連合 屋台曳き廻し | 小鳩公園 |
| 17:45〜 | 五車連合 手木合わせ | 静岡県労働金庫袋井支店北側交差点 |
| 18:15〜 | 六車連合 手木合わせ | さわやかアリーナ駐車場東側 |
| 18:35〜 | 五車連合 引継ぎ式 | 葵町公園西側交差点 |
出典:袋井市「広報ふくろい」2026年9月号(袋井まつり・袋井北祭り 交通規制のお知らせ)
※時間はいずれも令和8年度予定。詳細は袋井北祭り公式サイト「祭典スケジュール」で最新版をご確認ください。
歴史と由来|久努西村の氏神信仰と、平成27年の祭典委員会発足
袋井北祭りが開催される袋井市北地区は、かつて「久努西村(くのにしむら)」と呼ばれていました。明治22年(1889年)に鷲巣村・山科村の一部・堀越村・久能村が合併して誕生した村で、地域には六所神社・八幡神社・日吉神社・津島神社・天神社・須賀神社・加茂神社などがあり、それぞれの氏子町内で祭礼が行われてきました。
昭和23年に袋井町と合併し、その後の市制施行で袋井市へと移り変わる中、20町で構成される袋井北地区となった現在も、氏神への信仰は、現在の地域住民にも受け継がれています。
各町では、遠州地方で用いられる屋台のなかでも特徴的な二輪屋台による曳き廻しが続けられてきました。地区の世帯数と人口が増加し、各町の祭典が活発になるなか、平成18年には、北地区の祭典を統括する組織の設立に向けた動きが始まりました。葵町祭青年の頭取・野元護氏を中心に、袋井北地区の全町の祭青年代表者が集められたのが祭典委員会の第一歩でした。
その年は全屋台の集結が実現しなかったものの、翌平成19年、堀越下大當番の年に、北地区全16台の屋台が初めて袋井北小学校前に集結し、「十六車連合」が実現しました。さらに平成27年、泉町大當番の年に、祭典統一委員長・高橋正則氏のもとで「袋井北地区祭典委員会」が正式発足。祭典本部が常設となり、以降は祭典二日目に信州街道に16台が集まる現在の形が定着しました。
出典:袋井北祭りオフィシャルサイト「袋井北祭りの歴史」
16台の屋台と、7つの氏神神社
袋井北祭りに参加する16車(屋台)は、各町の氏神神社に奉納されるかたちで曳き回されます。令和8年度の公式スケジュールから、主な屋台と神社の関係を整理すると次のようになります。
| 屋台 | 町 | 氏神神社 |
|---|---|---|
| 鳳凰車 | 上久能(令和8年大當番) | 六所神社 |
| 天満車 | 下久能 | 天神社 |
| 鳳凰車(北町) | 北町 | 六所神社 |
| 鳳凰車(可睡) | 可睡 | 六所神社 |
| 天惠車 | 田町 | 天神社 |
| 瑞光車 | 鷲巣上 | 六所神社 |
| 鳳越車 | 堀越上 | 須賀神社 |
| 泉龍車 | 泉町 | 天神社 |
| 瑞鳳車 | 中久能 | 津島神社 |
| 天神車 | 天神町 | 天神社 |
| (ほか6車) | 葵町・旭町・堀越下・山科上・山科下・鷲巣下 | 日吉神社・加茂神社ほか |
氏神が複数ある祭りは珍しくありませんが、ひとつの祭典委員会のもとで6〜7の神社の氏子屋台が同時に動くのは、袋井北祭りならではの特徴です。各町が自町の氏神へ参拝してから信州街道に集結する動線を理解しておくと、祭典二日目の動きがぐっと楽しめます。
「袋井まつり」と「袋井北祭り」はどう違うか
同じ日程で開催される「袋井まつり」(市中心部)と「袋井北祭り」(北地区)は、しばしば混同されますが、運営組織も参加町も別の祭典です。
| 項目 | 袋井まつり | 袋井北祭り |
|---|---|---|
| エリア | 市中心部(旧東海道・駅前) | 北地区(旧久努西村) |
| 参加 | 15町+周辺5町=20町 | 北地区20町/16車 |
| 最大の見せ場 | 土曜18:00〜 20町合同曳き廻し | 土曜13:30〜 一部十六車連合 |
| 会場 | 静橋・旧東海道 | 信州街道・祭典本部(泉町1-1-1) |
| 最寄 | JR袋井駅から静橋徒歩8分 | JR袋井駅北口から2.5km |
| 歴史 | 約200年 | 各町の氏神祭礼は江戸期から/統合祭典は平成27年発足 |
どちらの祭りでも遠州地方に特徴的な二輪屋台が使われますが、袋井まつりは「上下左右に振る」曳き方、袋井北祭りは「連合」での練り合いが見どころで、祭りの味わいが異なります。両方を1日で見るなら、昼の袋井北祭り「十六車連合」(13:30〜15:30)→夜の袋井まつり「20町合同曳き廻し」(18:00〜)の順に見学すると、昼と夜の両方の行事を見られます。
翌日の観光|可睡斎と遠州三山
袋井北地区には「可睡」の地名が示すとおり、遠州三山のひとつ「可睡斎」があります。徳川家康が幼少期にこの地で過ごしたとされる由緒ある禅寺で、11月に入ればもみじの見頃を迎えます。祭りの翌朝、祭典本部から車で10分ほどの可睡斎まで足を伸ばせば、祭りの翌日に、可睡斎を含めた観光を組み合わせられます。
さらに時間があれば、遠州三山の残り二山(法多山尊永寺・油山寺)も袋井市内です。3つの寺を1日で巡る「遠州三山ドライブ」は、祭りで消耗した体にはむしろ心地よい回遊コースです。
よくある質問
袋井まつりと袋井北祭りは同時に見られますか?
はい、同じ10/9〜11に別エリアで同時進行です。昼は袋井北祭り(信州街道・十六車連合13:30〜15:30)、夜は袋井まつり(静橋を中心に18:00〜19:30に行われる20町屋台引き廻し)の順で巡れば、両方の祭りを見られます。
雨でも開催されますか?
雨天時の実施については、祭典本部(080-9730-6303)にご確認ください。
子ども連れでも大丈夫ですか?
昼の十六車連合は人出があるものの、信州街道は見通しが良く、小さなお子さん連れでも離れた位置から見られます。夜の連合は人の密度が上がるので、無理に屋台のすぐ近くに行かず、信州街道の歩道や、袋井北小学校方面の広い場所から見るのが安全です。
16車の屋台はどの町のものですか?
袋井北地区20町(上久能・下久能・中久能・北町・可睡・田町・鷲巣上・鷲巣下・堀越上・堀越下・山科上・山科下・泉町・天神町・葵町・旭町 ほか)のうち、16町が屋台を所有しています。詳しい屋台名と各町の紹介は、袋井北祭り公式サイト「十六車の紹介」ページで確認できます。
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まとめ
袋井北祭りは、袋井市北地区20町が参加する「十六車連合」の祭典です。かつての久努西村における氏神信仰を源流とし、平成19年に初めて16台の屋台が集結、平成27年には祭典委員会が正式に発足しました。現在の合同開催の形は比較的新しいものですが、各町の屋台と神社の歴史は江戸期にさかのぼります。2026年の最大の見せ場は10月10日(土)13:30〜15:30の「一部十六車連合」。同日夜の袋井まつり「20町合同曳き廻し」と合わせれば、昼夜で2つの連合を見られます。東名袋井ICから車で5分の好アクセスで、翌朝には可睡斎を含む遠州三山まで足を伸ばせる、1泊2日で深く味わえる祭りです。
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※この記事の画像は、袋井北祭りの実際の写真をもとに編集部が作成したイメージ画像です。祭り当日の様子を撮った写真ではありません。


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